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念願!岡山かな?広島かな?の旅(1) [旅:京都より左]

もう6月になってしまいました。
暑くなったり、ザーザー雨が降ったり、夏が来るのは早いんでしょうね。
今年の夏はどこを旅しようかなぁ♪

そうは言いながらも、春の旅の話。。

昨年の春は、結婚式の準備で
泣く泣く旅を諦めたのですが、
今年は18切符を買って、いつも通りに旅に行ってきました。
この時期は桜。
毎年、どこの桜を見に行こうかなと悩みます。
先送りされているのが高遠なんですが、今年はやっと行くことができました!

3月の終わりから、ちょこちょこと旅をしたのでちょっと載せたいと思います[いい気分(温泉)]

○ ××× ○○○ ××× ○○○ ××× ○○○ ××× ○○○ ××× ○○○ ××× ○○○ ×××


3月27日(土)

前日の夜にいつも通り高速バスに乗って旅に出ました。
今回は岡山までです。
ここの所、高速バスと言えば東京から小倉までという長距離でしたが、
久しぶりに、まあまあの距離の岡山まで。
あっち方面へ旅する時は、岡山に5時とか6時とかに着くのが便利♪

285.JPG
 ▲ 岡山からの旅ではおなじみの車両だ

今回は細かくは計画を立てなかったけれど、絶対行く所は決めてきました。
それは備中松山城です。
ずっと行きたくて、なのに、なかなか行けなかったから。
とっても楽しみです。

ただ、岡山に7時前に着いているので、
まっすぐ備中松山城がある備中高梁駅に行くか、どこかに寄るか迷います。
とりあえず、改札の中のドトールに入ってコーヒーを飲んで考えます。

久しぶりに吉備津線にでも乗ろうかな。

数年前に吉備津神社へ行きたいがために乗って、
本当に久しぶりな吉備津線です。
まぁ、時間もあるし、いいかな。

吉備津線は岡山から伯備線の駅でもある総社を繋ぎます。
とっても平和な景色です♪

ちょっと足守駅にでも降りてみることにします。

286.JPG 無人です・・・

足守駅は岡山駅から6個目です。総社駅の3個手前です。
何故降り立ってみたかというと、
以前、何かで見て、足守の街並みを見てみたかったから。
そんな曖昧な情報で降り立ったので、降りてから困ります。
まず駅が無人だし、駅の周り??って感じだし。

駅の脇にある看板を見ると、私が行きたがっている足守は駅から4キロも先でした・・・。
なるほど。
まぁ普通だったら造作ない距離なのですが、
ちょっと寄っちゃおうかなぁと軽い気持ちで来ているのでビックリします。。
バスはどうだろう。。。

2010032708090000.jpg ごらんの通りです[いい気分(温泉)]

あら、白い。
足守の街並み近くまで行くバスは、4時間後に来るようです。
今回は諦めるかぁ。

ちなみに、私が行きたい足守、

江戸時代、豊臣秀吉の正室北の政所の兄に当たる木下家定が足守藩をつくり、
木下家代々の藩主によって陣屋町として栄えてきた所です。
とてもステキな町並みなのです。

287.JPG
 ▲ この先4キロに足守はある!

仕方がないので1駅戻って、備中高松へ行ってみることにしました。

296.JPG   297.JPG
        こんな駅なのです                   ほら、鳥居がある

備中高松駅は、近くに鳥居があります。
電車の中から大きな鳥居が見えて、気になる駅ではありました。
それから、備中高松城址もあるので降り立ってみたのです。

駅から歩いて5分くらい、のどかな道を進むと備中高松城跡があります。
今は城址公園となっていて、本丸以下二の丸等の部分が整備されています。
公園には資料館もあります。

290.JPG そうそう天気は良かったの

高松城跡と書いてはあるものの、だだっぴろい公園であります。
今日は土曜日、そして朝8時くらいとあって、
のんびりと犬の散歩をしている人が結構いました。

そんな高松城跡ですが、結構有名な所ではあると思います(私感覚では)。

1582年、織田信長の家臣・羽柴秀吉は中国攻めの先鋒を任されます。
高松城攻めを開始します。
なかなか攻め落とせなかったので、高松城を水没させようと堤防工事を始め、
11日後に堤防が完成。城は見事に水没したのです。
ここに信長を招く準備をしていたのですが、本能寺の変がおきるのです。
密書で信長の死を知った秀吉軍は毛利軍に知られぬよう密使を暗殺して、毛利方と和議を成立。
城兵の命と引き換えに、清水宗治は切腹。
秀吉は明智光秀と対決するために、「中国の大返し」をして近畿へと戻ったのです。

そんな話。

291.JPG
 ▲ どんな感じで攻めたのかが分かりやすく展示。立体な感じ。

のんびりとした地ですが、昔、こんなことがあったんだと思って見渡すと、
ちょっと違った景色になる感じもする。

293.JPG 高松城跡の桜はこんな感じ[かわいい]

また吉備津線に乗って進みます。

総社で乗り換えて、いよいよ目的地の備中高梁へと向かうのです♪
今日は始まったばかりだし、あとどこに行くかははっきり決めていなかったので、
総社からレンタルサイクルをを借りて鬼ノ城へ行くのはどうかなぁとも考えた(100名城の一つです)。
案内所の人にも聞いてみたのですが、
登りがあったりで大変だし、途中からは自転車じゃ無理だよと言われました。
う~ん、どうしよう。。

鬼ノ城は次回頑張って行くことにして、今回は備中松山城をメインにしようかな。

総社駅は伯備線への乗り換えの駅。
それから、井原鉄道にも乗ることができます。
数年前に乗りました。
総社から神辺(福山駅から上へ3つ目)へと、うねっと走る電車です。
ここにはステキな町がたくさんあります♪

伯備線乗り換えまでに時間があったので、総社駅をフラフラしました。

299.JPG ステキな駅ですよ

駅の周りには、それといって・・・・普通。
ちょっと行けばコンビニくらいあるのかなぁ。
こっちは吉備津線側なのですが、レンタルサイクルがあって、
自転車で備中国分寺へ行ったり、吉備津神社へ行ったり、
私が行きたかった足守へ行ったりもできるんです。鬼ノ城は案内地図から外れていたなぁ。。

298.JPG 駅から見下ろす

反対側はこんな感じ。
この道を進んでみたくなった。

特にやることもなく、20分くらいはホームで待ちました。
まぁ、電車を見て楽しんでいる感じですかね。

301.JPG
 ▲ やすらぎ、宝くじ号、あー井原鉄道かー

伯備線に乗って、、、

昨年秋に行こうと思って断念した、備中高梁に到着したのでした♪
(つづく・・・・・・・・)


タグ:岡山 電車
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九州の旅☆再び→南下する(終) [旅:京都より左]

667.JPG
 ▲ これに乗って豊肥本線を横断しております


1月10日(日)、旅の3日目の続き。。

豊後竹田駅で電車に乗り込むと、もう結構人が乗っていました。
ボックス席は埋まっていたので、横座りで、
ちょっと体を窓の方へ向けて頑張ります。

のんびりと電車に揺られます。
このまま乗っては渡れません。
豊後竹田駅から5つ目の、宮地駅で乗り換えです。
なんと!宮地駅で1時間待ちなのです。。

2010011011250000.jpg  669.JPG
          ホームにて                    宮地駅の駅舎です

特に何をしなくても、駅で1時間待てばいいのですが、
どうしても初めて降り立った地が気になりますので、歩くことにします。
駅から徒歩15分の所に阿蘇神社があるそうなので、行ってみることにしました。

駅の前の道をまっすぐ進んで行きます。
15分?なんか、もっともっと歩いているような感じでした。
初めての場所は遠く感じるものです。

テクテク歩いて15分?阿蘇神社に着きました♪

670.JPG
 ▲ とっても立派な神社でビックリしました

この楼門は21m。
日本三大楼門の一つだそうです。すごいなーー。

今日は1月10日の日曜日。
人がすごかった!たくさんの人が並んでいました。

671.JPG 長蛇の列です。凄いです。

神社へのお参りは1か所ってなんとなく決めている私です。
今年はまだだったのでお参りしていこうかなぁと思ったのですが、
並んだら、絶対電車の時間に間に合わないのであきらめました。。
その代わり、おみくじを引いていくことにしました。
これも1年に1回です♪

2010011011430000.jpg  2010011011450000.jpg
       幸運だって、よしよし                 吉でしたー。普通でよい。

おみくじは当たるような、当たっているような。
読んでみて、「よし、がんばろうかなぁ」と思ったりはするかも。
仕事はじっくり粘ってがんばりたいです。

のんびりもしていられず、来た道を戻ります。
竹田にいた時よりは日が差しているかな。
それでももやっていますが。

673.JPG
 ▲ こんな道を戻る。霞がかった山が。阿蘇山だよねーー。

そう、宮地から阿蘇山が見えるはずだと、ずっと目を凝らしているのです。
阿蘇山だと思うけれど、あんなにもやっていては、頭の中ももやもやしてしまう。
私の中の阿蘇山は、緑がステキで青空にマッチする山なのですが。。。。
今日は無理かなぁ。

駅には先程電車を降りて乗り継ぎを待っている人がいて、賑やかでした。
そろそろ出発です。

674.JPG
 ▲ のんびりすることも大事だ

そう、豊肥本線は阿蘇山を通る電車。
それを楽しみにして、日が出ている時間に乗ってみたいなぁと思ってプランを立てたのです。
しかし、天気は仕方がない。
ちょっと残念ですが。

そんなわけで、宮地から先しばらくは、ぐるっと阿蘇山近くを電車が走ります。
私は、諦めきれず、阿蘇山を見ようと窓に食いつきます。

676.JPG もやもや

阿蘇山、阿蘇山言っていますが、
阿蘇山って1個の山をいうのではないんですね・・・。
勝手に緑の阿蘇山に憧れていましたが、阿蘇五岳とかーーなんだ。
緑とか茶色なんだ。。

そんなわけで、ずっと見える阿蘇山なのですが、
やっと何となく撮れたのが、これ。

678.JPG
 ▲ 何となくすぎるなぁ。。。。。

とにかく、また来るってことだ。
南阿蘇鉄道にも乗りたいし。

宮地から山々を見ながら電車に揺られ、立野駅に着きます。
立野駅は、スイッチバック設備を有する駅なのです。
堪能。。。

立野を過ぎて、肥後大津駅で乗り換えると、なんだか都会な感じになってきた。
熊本が近いってことかな?
電車の中の人も増えてきます。

九州にいる残り時間はあと少し。
予定では熊本城に寄ろう!って考えていて、熊本駅で降りる予定でした。
しかし、電車の中で地元の人の話に聞き耳を立てていたら、
電車好きの子供が「熊本城・・・」「水前寺・・・」って言っているのが聞こえてきて、
これは、水前寺駅で降りて路面電車に乗った方がいいのかと思い、
何も考えず飛び降りてしまいました。
その方が早いかなーって思ったのはあったのですが。

あー、豊肥本線、制覇できなかったー・・。

とりあえず路面電車に乗ろうと思って、
駅のおばちゃんに聞いてみると、結構歩くみたいです。
もしかしたら、次の新水前寺駅で降りるということだったのかな?
まずったと思いながらも10分くらい歩く。
道に迷う。
歩いている人に聞いてみると、駅は反対方向だった。。。
走って駅にたどり着いて、来た電車に飛び乗る。
反対方向の電車に乗ってしまった。。。

2010011013540000.jpg 本当にガビーーーンです・・・

そう、途中で降りて路面電車で行こうと思ったのは、その方が早く熊本城に着くかなっと思ったから。
せっかく行くんだったら、時間をかけて回りたい。
しかし、道に迷って、電車に間違って乗って、、、しょんぼりです。

679.JPG
 ▲ やっと熊本城につきました。遠かった。。。

そう、こんな感じだったので、着いた時点で時間があと1時間しかありませんでした。
それじゃぁゆっくり回れない。熊本城に失礼だ!
そう思って、外側だけ回って帰ろうかなと思ったのですが、
須戸口門の券売の所まで行ってしまったら、
やっぱり見てみたい衝動に駆られて・・・・。中に入ることにしてしまいました。

683.JPG うわぁ、見えてきた♪

熊本城はさーーって回れるお城ではないのです。
そんなんではダメなのです。
なので、またじっくり訪れることにするのです。
だから今回は写真をあまり載せない。
熊本城、載せない。

688.JPG  692.JPG
      ここを通って行くのです                   天守閣から見た

熊本城といったら宇土櫓。
あそこのぐいっていう所がステキなのですが、
何だか今回は申し訳ないのでまた今度なのです。

それでも1時間見て回り、頬当御門から外に出ることにしました。
日曜日ということもあって、人がたくさんいました。
熊本城アピールのステキなお姉さん達もたくさんいました。
また来ることにしたのですが、100名城のスタンプだけは押して帰ります。

私の100名城スタンプ帳は手作りなので、
窓口の方に「あらー」と可哀想がられました。
岡城に行った時もそうなって、
係のおばちゃんが「親子名城たんけん」というスタンプを押す紙をくれました。。。。

2010042407360000.jpg これが私のスタンプ帳です♪

テクテク歩いて行幸坂を下ります。
行幸橋を渡った所には清正公の銅像がありました。
それを見上げて写真を撮って、大通りから路面電車に乗って熊本駅へと向かいます。

699.JPG  2010011015060000.jpg
        また来ますからねーー             今度は間違わないで乗るぞ!

熊本は、JR熊本駅から路面電車に乗ってちょっと行った所が賑やかだ。
JR熊本駅の前は工事中ということもあってか、なんだか寂しい感じでした。

700.JPG 駅が寂しいなぁ

さてさて、3日間の九州の旅はもう終わりです。
熊本駅でお土産を買って、特急に乗って大牟田駅まで行きます。

2010011016140000.jpg   701.JPG
  地味ーーに西口から見た駅          大牟田駅ホーム。西鉄も走っているのか!

大牟田駅から小倉駅までは2時間半。電車に揺られながらのんびりします。
小倉駅から高速バスに乗って東京へ帰るのでした。。

5回目の九州の旅、ぐるとしたなぁ。
今回は南下して、ちょっと戻ってぐるっと小倉駅に戻るって旅だった。
九州は広い!
行くたびに次の旅を考えたくなる。
次はいつ行けるかな?

とっても思い出に残る旅でした♪
(おわり)

 


タグ:電車 九州
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九州の旅☆再び→南下する(4) [旅:京都より左]

648.JPG
 ▲ 3日目はここへ行ってきました♪


 1月10日(日)

前日に飫肥から6時間かけて大分へ。
それは、旅の3日目に豊後竹田に行くためです。

そう、九州の朝はちょっと遅い。
まだ薄暗い中ホテルを出て、6時41分の豊肥本線に乗ります。
豊肥本線に乗るのは初めてです。
大分と熊本をつなぐ、阿蘇山が見れる線です。
特急だったら、九州横断特急です!
あー、いつの日か乗ってみたい。。

のんびりと1時間ちょっと揺られると、豊後竹田に到着します。

 7:58 豊後竹田駅
駅に降り立って驚く。
石がごつごつした山がそびえたっていて、滝がながれていたり・・・。

2010011007590000.jpg そして、駅にあったこれ

そう、豊後竹田は「荒城の月」です。瀧廉太郎です。
駅も風情があってステキでした。

改札を出て、駅を振り返ってみると、またその素敵さに心奪われてしまいました[ぴかぴか(新しい)]

661.JPG 駅と岩山に圧倒される

そう、あの山肌から滝が流れていた。落門の滝というそうです。
なんだか、磨崖仏もいらっしゃるらしく、駅の向こう側にも惹かれてしまいます。

こんな豊後竹田。町を歩くのが楽しみです♪
もちろん、私の一番の目的は岡城址に行くことなんですが、
ここ豊後竹田は、見る所、歩きたい所が満載なので、ずっと来てみたかったのです。

さっそくテクテク歩きます。
駅前の竹田橋を渡って右に曲がり、少し行って左に曲がります。
なんだか不思議な町です。
右脇は高い所に建物がある。お寺かな?

テクテク行って、路地を曲がる。。

619.JPG
 ▲ こんな路地。駅から近い。お店が並んでいます。

なんだか楽しい道です。
この道をまた曲がると、、急に階段がそびえたちます。
そしてその山肌には十六羅漢が。
朝の8時過ぎ、まだ人があまりいません。
そしてこの日は曇り空、そんな中に見える十六羅漢。
豊後竹田ってどんな町なんでしょう。

621.JPG
 ▲ ここを上ると観音寺、愛染堂と続きます

階段を上らないで左に曲がっても、階段を上って左に曲がっても
なんだかワクワクする道を歩くことになるのです。

622.JPG
 ▲ 階段を上って見下ろしてみました

私は階段を上って愛染堂を見て、円通閣を通って、また階段を下りていきます。
豊音寺の脇の白壁を通って出た道、そこには何があるのか。
なんと、瀧廉太郎トンネルがあるのです!

ここ豊後竹田は瀧廉太郎の町。
12歳から14歳までをここ竹田で過ごしたのだそうです。
近くには瀧廉太郎記念館もあります。
まぁそれはいいのですが、
トンネルとはどういうことか。
そのトンネルの中を通ると、あの有名な曲、「荒城の月」等のメロディが流れるのです。
何て恐ろしい・・・。

624.JPG
 ▲ 民家の中に現れるトンネル。反対側は、ステキなお店とかあったり。

トンネルというだけで通るのが怖い私は、通るべきか迷います。
以前、温泉津温泉に行った時、城址や入り江を見るために、
雨の中、どんよりな中、人が誰もいない中、トンネルをくぐってその場所へ行った。
とても怖かった。

そう、晴れ晴れとしていて、人がたくさんいて、賑やかな時がいいのかもしれない・・・。
この時間はほとんど人が出ていなくて、観光客もいなくて、私一人でした。

なので、通るには通ったのですが、うまくセンサーを外し、
メロディが流れないように走り去りました。
・・・ただ通っただけになりますね。

人がいない中で、急に大きな音が鳴ったらビビります。
独り、関ヶ原をフラフラした時も、石田光成の陣跡で説明が流れ出した時、「うわぁ」と思った。
・・・そんな話です。


頑張ってトンネルを抜けてテクテク行くと、市立歴史資料館があります。
そこを右へ。歴史の道を歩きます。

626.JPG こんな道です

少し高台になるので、眺めもよい感じです。
この通り沿いにある、旧竹田荘に入ると、もっと眺めがよいそうです。

この先は殿町武家屋敷跡。
岡藩7万石の面影が残る城下町らしい通りです。

628.JPG
 ▲ 着物を着ている人が通った。とっても合っていたなぁ。

殿町は家老や奉行など上級職の武士が住んでいた場所だそうです。
土塀がいい。
ステキな町並みに浸ってしまう。。

そう、こんな風に歩いているので、
豊後竹田駅に降り立ってから1時間以上経ちました。
あー、なかなか城に行きつかない。
ここにある岡城へは、駅からまっすぐ行けばまだ近いのですが(それでも駅から30分)、
こんな風に歩いているのでまだまだ着きません。

殿町武家屋敷跡を通り過ぎると、左に曲がっていよいよ城だ!なのですが、
また寄り道をして右へ曲がります。
そこにはキリシタン洞窟礼拝堂があります。

怖い・・・というのは違うのですが、
人目に触れないように岩をくりぬいて作ってあるここは、
とっても重々しい場所です。
人なんていないし。。。
なので、その洞窟は撮らず、振り返って家々を撮った。。

634.JPG
 ▲ ここの雰囲気のせいか、不思議な感じがする。
   
右の薄緑の壁の黒赤い屋根の家が気になった。

さてさて、道を戻って岡城へと向かいます。

テクテク歩いて右へ曲がると
こんな道になります。

636.JPG
 ▲ トンネルの多い土地だなぁ

右へ上ると広瀬神社。岡城へは左のトンネルをくぐって行きます。
ここは交通量の多い道路。
ここのトンネルはそんなに怖くない、普通のトンネルだ。

トンネルの先には左に教会や幼稚園、岡神社がありました。
そのまままっすぐ進んで行くと、またこうなります。

637.JPG
 ▲ これは迷うことがないぞ!

左へ行けば、真っ暗なトンネルに吸い込まれます。
そっちへ行ってはだめです。
道に大きく「岡城」と書かれた方へと向かいます。
なだらかな山を登って行くのです。
それでももう一つ、トンネルはくぐらないといけないのですが、
目の前に城があると思えば、問題なくくぐれます♪

岡城址の券売の所に行くと、係のおばちゃんがお出迎えをしてくれます。
私は女一人ということもあってか、スタンプを押したいと言ったからか、
とても親切にしてくださいました。
女一人もけっこういるか。
私も旅先でよく一緒になります。一人でもいいってことだ。

そう、岡城址でもらえるのはこれです。
これを開くとステキな感じになっています!

001.jpg 巻物がもらえる・・・[ハートたち(複数ハート)]

心も弾んで、いざ岡城址へ。
売店から少し登って行くと、うわぁ!という石垣が見えてきます。

639.JPG
 ▲ おおー、すばらしい[ぴかぴか(新しい)]

うれしくなる瞬間です。
ここをトコトコ進むと、上へと登る階段が見えてきます。
そこを上って、中へ入って行きます。

644.JPG
 ▲ 階段を上って、大手門跡

岡城は、1594年に中川氏の入部によって岡藩の城となりました。
今あるものは、中川氏築城のものだそうです。
岡城は、本丸、二の丸、三の丸、西の丸、廟所等の曲輪からなります。
東西にびょーんと伸びた形です。

645.JPG
 ▲ 西の丸御殿へ行くところだったかなぁ

岡城址は、あっちこっち道がのびていて、地図を見ながら進む感じです。

あー、中川氏が入る前は志賀氏です!
1586年に島津氏が3万7000人もの大軍で攻めてきますが、
1000人撃退したことは有名です。
豊臣秀吉から感状が与えられたそうです。


646.JPG
 ▲ こっちに行ってみようかなぁ

あっちこっち行きながらも、本丸を目指して歩いていきます。
朱印状倉跡、家老屋敷跡等を通って三の丸へ。
すると、目の前にものすごい石垣が現れる。
ここは清水谷と呼ばれる所。
下をのぞくのも迫力があるけれど、そこにそびえ立つ石垣はもっと迫力がある。

650.JPG 「荒城の月」なんだなぁ

あー、これ見たかったんだ。
見ている時に、少しは日が差したけれど、曇り空。
今度は晴れの日に、それから新緑の時にも見てみたい。

本丸跡に登って、朝ごパンを食べる。とっても幸せだ。
岡城址の本丸からの眺めは、山々がステキな感じです。

本丸跡を下りて二の丸跡へ向かう。そこには瀧廉太郎がいます。

655.JPG 音楽の教科書で見た

瀧廉太郎は、少年時代に荒れ果てた岡城址で遊んでいたそうで、
1901年に「荒城の月」を作曲、発表しました。

本丸跡の奥は三楽亭跡、御廟跡等があります。
戻ってもまだまだ見る所がたくさんあります。

658.JPG
 ▲ そう、この石垣を見て回るのが贅沢な感じなのです

ここに来てしばらく経つと、ちらほらと人が増えてきました。
おじさん一人、おばさん2人組、若いカップル。
みんな楽しそうに回っていました。
入るのに300円ですが、いやいやお金がどうとかではありません[ぴかぴか(新しい)]

647.JPG
 ▲ ここは家老屋敷跡と城代屋敷跡の間の道

もっと居たかったのですが、電車の時間もあるので戻ります。
町を見すぎて、予定していたよりも岡城址を見る時間が短くなってしまいました。。
ちょっと残念ですが、また違う季節の時に訪れてみたいです。

道を下って、元来た道を戻って、田町通りを進みます。
本町通りから古町通りをまっすぐ行って駅へ。

660.JPG 気になる高千穂

途中、荒城の月のお菓子をお土産に買って、駅へと向かいます。

豊後竹田の町はとても見ごたえがありました。
やっぱり城がある町っていいなーって思ってしまいました。

ホームに行くと、九州横断特急が止まっていました。

665.JPG
 ▲ いいなーー。豪華だなぁ。

私はこの向かい側の普通列車に乗るんですがね。
九州横断特急は内装がステキでした♪

いつの日か乗るために、今は乗らないのです。。。。

(つづく・・・次回で終わり☆)


タグ:豊後竹田
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九州の旅☆再び→南下する(3) [旅:京都より左]

568.JPG
 ▲ 桜島ともお別れです


 1月9日(土)の続き。
鴨池港からフェリーに乗って、大隅半島の垂水港を目指しています♪

569.JPG おお、陸が見えてきた

35分のフェリーの旅でした。
もやっていましたが、桜島を見ながらの楽しい時間でした。

垂水港からはバスに乗ります。
すぐにバスに乗れるのか・・・、本当にドキドキする。
これを逃したら大変なことになる。乗り継ぎが大事です!

570.JPG
 ▲ これでいいんだろうけれど・・・

フェリーから降りて、地上に出て、
私が目指す駅「志布志」って書いてあったからこれかなぁと思って聞くと、
なんと、係の人もいまいちわからないようで・・・、焦った。
しかし、これでよかったようでホッとする[いい気分(温泉)]

垂水港から志布志駅までは、バスで2時間です。2時間!
とっても遠い感じがします。。
それでも、日南線の終点の志布志駅から電車に乗ってみたいから、ゆらりゆられます。

車窓は、初めは南国のようでした。
お家がちょっと南国ちっくだった。そして、ずっと海沿いだったし。
でもそれは2時間のうちの最初だけで、後はちょっと登ったり、ただ道を行ったり。

大隅半島に入ったら晴れになった。

571.JPG バスの中からの眺め

13:10に志布志駅近くに到着です。あっという間の2時間でした。

私はとうとう日南線の終着駅、志布志駅に来ました。
駅まで乗っていたのは、私のほかに旅夫婦ひと組のみ。
その方たちも、私と同じようなコースのようです。

572.JPG
 ▲ 電車で来て折り返す人たち。記念に写真におさめなくては。

電車が出るまで35分程あったので、駅の周りをフラフラします。
小さなショッピングセンターがあったので、中を見てみます。

旅先のスーパーが好きです。
自分の家の近くとは違うものが売っていたりするから。
特に菓子パンで、地元のものを見つけるとうれしい。
絶対買ってしまいます。
今回は惣菜を買ってみることにしました。

まだ時間があったのですが、電車に乗り込みます。

574.JPG
 ▲ 2両だった。進行方向右側に席をとります。

576.JPG 私はここから出発です

では出発。
席はほどほどに埋まっていました。
地元の人7割、旅の人3割といった感じか。

日南線は宮崎へとつながります。
志布志駅の次の大隅夏井駅までが鹿児島県かな?
ちなみに、志布志市志布志町夏井、です。ちなみに。


スーパーで買った煮物を食べる。

2010010913390000.jpg 油揚げの中にほうれんそうとか卵のやつ
                             見たことなかったから、買ってみた

日南線は南国の路線だ。
たくさん見える海とヤシの木が暖かい感じがして、本当にのんびりする。

そう、大隅夏井駅の次の福島高松駅は秘境の駅らしい。
今日みたいに暖かな日だったら、時間があったら立ち寄りたくなる駅かな。
電車の中から見た感じでは。


しばらく走ると、ちょっと乗りたかった、海幸山幸とすれ違いました。

580.JPG  581.JPG
         結構シンプルだ                  行ってしまいました・・・

昨夜、宮崎駅に降り立った時、海幸山幸のパンフレットが置いてあった。
実物が見れたので、ちょっと満足です。

そういえば、一昨年くらいに五能線に乗った時、似たような名前の電車に乗った。
そこで出会ったのは海彦山彦号だったなぁ。。

2008.6月 青森 114.jpg ちにみに、これです

そんなことを思いながら、日南線を楽しみます。

583.JPG
 ▲ 日南線から見る海は、今まで見た海とはまた違った感じがする


油津駅で乗り継いで飫肥駅で降ります。

 15:08 飫肥駅
九州の小京都。飫肥。
ずっと前から飫肥に来てみたいなぁと思っていました。
古い街並みと武家屋敷、そして飫肥城と見どころ満載の町です。

駅前でレンタルサイクルを借ります。
ガイドブックには300円と書いてあったのに、
なんだか、全部電動にしたとかの理由で500円に上がっていました。ちょっと不満。。
最近は、観光地にはほぼレンタルサイクルがあります。
PRのために無料で貸し出したり。。

それでもクルクル回りたかったので借りて出発します。

587.JPG  603.JPG
          風情のある町だなぁ               こんな路地がたくさんある

駅から自転車を漕いで、酒谷川を渡ってどんどこ行くと、本町(商人町)辺りになります。
飫肥は昭和52年に、九州で最初の歴史的町並み保存地区として、国から選定されました。
江戸時代初めの地割がほぼそのまま現存されている。
そんな町を自転車で走るのは楽しいです♪

609.JPG
 堀には鯉がたくさんいるのです

そんな路地に入りながら、飫肥城跡を目指します。

飫肥は安土桃山時代に、初代伊東祐兵が5万1000石の礎を築き、
明治4年の廃藩まで14代の城主が本拠としました。
そんな飫肥城の入り口、大手門。

600.JPG
 ▲ 人がたくさんいました。みんな楽しそうに回っていました。

そう、大手門をくぐってみると、たくさんの人がいました。
そういえば、観光バスがたくさん止まっていたなぁ。

594.JPG
 ▲ この奥を進んで行くのです

飫肥城跡は、松尾の丸、中の城、本丸等からなる平城です。
奥に進むと松尾の丸に、江戸時代の書院造りの城郭が再現されています。
私はさらに奥に進んで行きます。

596.JPG
 ▲ 旧本丸跡へと登って行きます

この上には何があるか。
なにがあるかって、杉がある。
とってもステキな杉林なのです。
NHKの『わかば』でロケに使われた場所だそうです。

2010010915370000.jpg とっても神秘的な場所

杉と杉の間から洩れる光が本当にステキでした。
飫肥に来ている観光客の人たちは、結構年配の方が多かったのですが、
それがとても合っている場所です。
年をとって夫婦でこの杉林を歩いているのって、なんだかとてもいいなぁって思いました♪

歴史資料館をのぞいて、フラフラ城を歩いて、大手門から出ます。

601.JPG 大手門の脇の空堀と私

飫肥城の周りには見どころ満載です。
城下町ってことですが、商家だったり、武家屋敷だったり、
自転車でぐるぐるするのが本当に楽しかったです。本当にいい町だなぁ。

飫肥城の脇には、小村寿太郎生家、旧伊東伝左衛門家、藩校振徳堂。
どこも、まわり甲斐があります。

607.JPG
 ▲ こんな道を歩くのは楽しいでしょう?


606.JPG
 ▲ 藩校振徳堂を出て、戻るとこと。とってもいい眺めだ。

こんな感じで、坂もある町です。
1時間以上ぐるぐる回り、満足して駅へと帰ります。
お土産屋さんも色々あって、おび天なるさつま揚げのようなものがありました。
お土産に買って帰ります。


今日一日は短い感じがする。もう夕方です。
電車に乗って今日の宿へと向かいたいと思います。

612.JPG 駅へと戻りました

駅の待合所でもお土産が売っています。
駅の人とお土産屋さんがとても親切で、
それも含めて、飫肥にまた来ようかなぁって思ったりしました。
旅で遠くに来て、地元の人のあたたかさを感じると、色濃く思い出に残ります。
飫肥はそんな町でした。

614.JPG
 ▲ 夕刻の飫肥駅ホーム。電車が来たよーー。

今日の宿は大分にすることに決めています。
まだ宿はとってないのですが・・・・。

飫肥から大分まで電車で6時間弱。
長旅です[いい気分(温泉)]

(3日目に続く・・・)

 


タグ: 飫肥 電車
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九州の旅☆再び→南下する(2) [旅:京都より左]

535.JPG
 ▲ 佐伯城。いやぁ、いいよ、佐伯城。


1月8日、中津城、佐伯城の続き。

佐伯城の本丸でのんびりします。
地元のおじさん、おばさんが結構登ってきました。
そう、自由に入れるステキな城は、みんな登りたくなるのです。
本当に元気だ。
おじいさんに声を掛けられます。
「今日は朝、熊本に行って、戻ってきて…」と腕立て伏せをしながら話しています。
「熊本」って出てくるだけで、違う土地に来ている感じがする。。

名残惜しかったのですが、テクテク帰ります。
帰りは行きよりもとっても早いです。
あっという間に駅近くまで行く。

線路を見ていたら電車が来た。

537.JPG かっこいいなぁ

そう、特急を使えばひとっ飛びなのです。
そんなわけで、まだ電車には乗りません。
佐伯から南下するって、普通列車で南下するって、結構難しい。
なんで延岡までの電車、あまりないのかなぁ。

電車が来るまで1時間位あるので、佐伯港方面に行ってみることにしました。

538.JPG
 ▲ 夕方になってきたなぁ

駅を過ぎてしばらく行くと、もう佐伯港です。
旅の回想をしている時、よく考えることがある。四国からぴょんって九州へ。
四国の宿毛へのフェリーが出ています。いいでしょう。

途中、海産物が買えるところがありました。

2010010817080000.jpg 佐伯いりこ。100円です!
                             A4サイズですよ。安い!

1袋しか買わなかった。
お土産にしようと思ったのですが、旅の間に半分も食べてしまいました。。
あー、5袋位買えばよかった。。

539.JPG 夕方の佐伯駅

17:20の電車に乗って、そう、南へ向かいます。
予定では宮崎まで。でもまだ迷っている。。何故か迷っている。
佐伯を出て分かった。
ちょっと暗いからちゃんと分かったわけではないのですが、延岡まではのんびりな場所かも。
だから電車の本数が少ないのかな。

佐伯 17:20 → 延岡 18:39 → 宮崎 20:23・・・・

540.JPG  541.JPG
        延岡駅で乗り換えです           時間があったので駅を撮ってみた

宮崎駅まででも3時間乗っています。
よく分からないけれど、迷っている。
どうかなぁって思って。今日の宿はとっていないし。どうしようかなぁと思って。

2010010820390000.jpg 宮崎駅から鹿児島中央に行くことにしちゃいました

そうしてみようかなぁと思って。
明日行く場所に関して、宮崎に泊るバージョンと、鹿児島から行くバージョンを考えていたので、
それもありかなと思って。

鹿児島中央駅に着いたのは午前0時ちょい前でした。
だから、佐伯駅から6時間半位電車に揺られていたってことです。
鹿児島は遠いなぁ。
1日で小倉から鹿児島まで南下したってことです。何をやっているんだろう。。。

午前0時だと寝静まっている町が多いのですが、
ここ鹿児島中央は、驚くほど賑わっていました。本当にびっくりした。

暗くて鹿児島に来た実感が全く湧きませんでしたが、
暗闇の中のこれを見て、ちょっとは「来たぞー!」って思いました。

2010010823480000.jpg そうは言っても、誰が誰だか


 2010年1月9日(土)

そう、九州の旅に出る前に驚いたことがある。
最初は、小倉から熊本に行って、
次の日の始発で阿蘇山見ようかなぁと思っていたのですが、
こっちの日の出が7時15分だと分かってうわぁとなった。。
それだと、熊本始発の豊肥線に乗って、阿蘇あたりを走っても、まだ真っ暗です。。

そんなわけで2日目の朝、ちょっといつもよりも遅い7時過ぎに宿をでたのですが、
それでも真っ暗です。
でも住んでいる人には関係ない。
仕事に行く人は真っ暗でも動いているのですね。

私は鶴丸城跡に行きたいので、
路面電車に乗って「市役所前」まで行きます。
鹿児島歴史資料センター黎明館にも行くつもりなのですが、
9時からなのでそれまで何をするか。

迷わず、黎明館の裏にある城山に行くことにしました。

542.JPG
 ▲ ちょっと薄暗いのです。天気もいまいちだったのですが。

鶴丸城跡を入って進みます。
そして、石段を上って歩きやすい小山道を歩いて行くのです。
正面にある、多分あれがあの山なんだろうなぁという山を見ながら、
107mの城山をテクテク歩き登ります。

545.JPG
 ▲ 道路がぐわんとなっています。あっ、あの山は!

中世に地元の豪族・上山氏が築いたという城山。
そして、鶴丸城跡の一体となっている城山。

テクテク歩いて展望台を目指します。

546.JPG 緑が濃い‐。歩きやすい道です

朝8時前。道には誰もいないけれど、
奥の方から声が聞こえてきます。
きっと、地元の人が朝の散歩をしているんだろうなぁ。

展望台にたどり着きました。
いい眺めだぁ。

550.JPG
 ▲ あの山。桜島。

今なお噴煙を上げている桜島。
見ることができてちょっと感動です。
天気がいまいちなのでいまいちですが、十分なくらいステキな眺めです。
やっぱり朝に来るのがいいんだと思う。
ほどよく歩いて暖かくなって、ちょっと休みながら見る鹿児島市街。
贅沢な感じです。

そんな中で朝ご飯を食べる。
駅で何故か肉巻きおにぎりを買ってきた。
鹿児島と言えば豚肉って感じがして、見つけた時はこれだ!って思ったのですが、
別に珍しいものでもないか。。

2010010908040001.jpg それでも満足して食べる

やはり早朝の城には地元のおじいさんがいる。
しかも、とても元気です。次々にやってきます。
そして、必ずと言っていいほど、気さくに話しかけてきます。
どこから撮る桜島がいいか、レクチャーされます。
鹿児島の観光名所を教えてくれます。
天気のいい日の桜島の状態を教えてくれます。
そして、勝手に記念撮影もしてくれます。ありがたいことです。

特に何をしたわけでもないのですが、小1時間ばかりのんびりして、
黎明館まで降りることにします。
ここ城山は、西南戦争の激戦地区でもあります。
忠腹には、西郷隆盛が最後まで立てこもったという洞窟もありました。

それから、いろんな植物が生えているのもいい。見ごたえがある場所です。

552.JPG 凄い根っこだなぁ。。。

9時ちょっと前に黎明館前に着いて、辺りをウロウロします。
辺りというのは鶴丸城跡をウロウロするってことなのですが、あまり城!って感じでもないので、
何となく回る。
鶴丸城の二の丸跡には、図書館や美術館や博物館があります。でも特に何というわけでもない。

薩摩藩主18代島津家久が、1602年に築いたお城が鶴丸城です。
「人をもって城となす」の考えから、天守閣を持たない質素な屋形作りの居城だったそうです。

黎明館は鹿児島の歴史をテーマごとに展示し、紹介しています。
もちろん私は城っぽい展示に気をとられていたのですが、
鹿児島と言ったら、幕末、そして明治期も動乱が激しい場所でした。
その辺りも分かりやすく展示されていました。

とりあえず、100名城のスタンプは押して、
じっくりは見れなかったけれど満足はして、黎明館を後にします。


ここからどこにいくか。
市電に乗って、バスに乗り換えて・・・。

555.JPG
 ▲ 颯爽に走ります

初鹿児島で、まだ鶴丸城しか見ていないのですが、もうお別れです。。
観光スポットはたくさんある。
それなのに、私はここを去って次なる場所を目指すのです。
いざ、大隅半島へ!

そう、まだ鹿児島県の中ではありますが、対岸の大隅半島にフェリーで渡る。

どうしてか。
何故だかわからないけれど、フェリーで渡って、バスに乗り継いで、
日南線に乗るっていうのをやってみたくなった。

00.jpg  2010031022010001.jpg
 分かりづらいが、左から右に渡るってこと        鴨池港から垂水港を目指す

バスで30分ばかり揺られ、鴨池港に到着。
フェリーがやってくる。
たくさんの人が降りてきます。地元の人がたくさん利用しているようです。
ちなみに、桜島へはすぐに渡れます。フェリーで13分だったかな?
垂水港へはフェリーで35分です。近い。近い。

556.JPG  557.JPG
  フェリーに乗り込むのも慣れてきました          たくさんの車も乗せます

いざ出発!

フェリーはとても快適。

559.JPG
  558.JPG
     色んな席があって楽しい           寒いけれどデッキ席もいいです

1月にしては暖かい日でしたが、やっぱり寒かった。
みんな室内のソファーで、思い思いに過ごしていました。
私はデッキに出る気満々だったので、まずは暖かくしてからと、食堂に行くことにしました。
この先のことを考えると、ここで少し腹ごしらえをしておく必要もありました。

560.JPG
 ▲ わかめうどん。下にさつま揚げも入っていました♪

うどんは熱々でとてもおいしかったです。
一人旅の時は、どうしてもステキなお店に入れないのですが、
この「さつまあげ」なんかで、鹿児島を堪能・・・という感じです。そういうのもいいです。

食堂の窓からぼんやりな桜島を見て、大隅半島へ。
大隅半島っていう言葉、学生の時の地理の時間以外使ったことなかったなぁ。

564.JPG 桜島の脇を通って・・・・(つづく)


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九州の旅☆再び→南下する(1) [旅:京都より左]

私、毎年1月に旅に出ます。

昨年は四国の松山辺りをフラフラしました。
その前の年が大分、臼杵あたりでした。
そして、その前はずっと北陸。高岡なべ祭りとかでした。

今年はなんとなく九州と決めていたようです。
昨年9月に一人で行ったばかりなのですが、なんか未練があったのでしょうか。
しかも、考えれば考えるほど、九州を南下してしまい、
計画を立て終わった時は、何をやっているのかと、自分にあきれました。。

いつも通り、青春18切符の旅なので豪華ではありませんが、
自由度は100パーセントです☆



533.JPG
 ▲ この町はどこでしょう。城跡からの眺めです♪


 2010年1月8日(金)

今回の旅も高速バスで往復です。。。
前回の9月の九州の旅の時と同じ、小倉駅10時到着です♪

その前に壇ノ浦サービスエリアに寄ったのですが、
私にしては珍しく、買い物をしてみた。
うにコロッケ。
ウニが大好きなので惹かれたのでしょう。。
ネコと一緒に海を見て食べました。

2010010809210000.jpg  2010010809240000.jpg
   あっ、「瓶詰の」って書いてある・・・      バスにおいて行かれるところでした・・・

壇ノ浦では小雨だったのですが、小倉に着いたら晴天[晴れ]
どんな天気でも旅は楽しいですが、やっぱり晴れるとうれしいです。

最初の目的地は大分県の中津です。
中津城に行ってみたかったので。

旅の計画的に、あれに乗らないと間に合わないので、乗る。

508.JPG 洗練されています

ソニック11号で小倉駅から中津駅までは特急で30分ちょっとです。
2300円です。
特急もうまく利用しないと、うまい具合に行かない。。
この時期はまだ飛行機が安いので、それでも良かったなぁと
行く間際に思いました。
びゅんと鹿児島とかに行ったらステキに回れたなぁって。

509.JPG ソニックはとってもきれい[ぴかぴか(新しい)]

あっという間に中津駅に到着です。

2010010811310001.jpg のんびりな中津駅です

よく調べないで駅に降りたったので、観光案内所で聞くことにします。
案内所には、おばあさんが2人。とっても親切♪

ソニックの中から中津城は見えました。
見えてからしばらくして駅に着いたから、結構距離があるだろうなと思っていたら、
駅から徒歩15分程だそうです。
うーーん、どうしよう。
まだ旅は始まったばかりなので元気モリモリですが、
レンタルサイクル借りちゃおうかなぁ。
そう思って案内所の人に聞いてみると、
なんと!そこで無料で貸してくれるそうなのです!!
なんて旅人に優しい中津なんでしょう。とっても嬉しくなりました。

さっそく自転車でフラフラ。
天気がいいので気持ちがいい。
道をまっすぐ行って右に曲がって、左に曲がってまた曲がって。
裁判所をちょっと行ったらこうなった。

510.JPG
 ▲ 南国の城のようになってしまった

青空の下、黒塗りの城、ステキです。
中津城は築城の名手、黒谷如水が築いたお城です。
黒田如水、黒田如水・・・。黒田長政のお父さんです。
あー、ここを調べ出すと大変なっことになります。
気になってどんどん調べていたら、2時間位経っていて、黒田節まで行きついてしまった。。

1588年から30年余かけて建築されました。
本来、天守はなかったとのことです。
現在の天守閣は昭和39年に再建されたものです。

517.JPG
 ▲ 中津城、こんなんです

お城の中は資料館になっています。
歴代城主は、黒田家、細川家、小笠原家、奥平家。
資料館には奥平家ゆかりの宝物が展示されています。

みどころは、「城が出っ張ってるなぁ」の裏の石垣です。
黒田如水の石垣と、細川忠興が拡張した際に築いた石垣が隣り合っていて、
石の積み方の違いがよく分かります。おもしろい。

514.JPG
 ▲ 中津城からの眺め

中津川です。奥には山国川。
山国川河口の地に築城され、
城郭の形が扇の形をしていたことから、「扇城」とも呼ばれています。
水門から海水が入り、潮の干満で水が増減する水城で、
今治城、高松城とともに日本三大水城に数えられています。
私、3つ制覇だ。

521.JPG 全く動じない、かもめ

城の周りをウロウロ見て、カモメだらけの柵を見て帰ります。
今回の目的が中津城だったので、それで満足して帰りますが、
近くには福澤諭吉旧居・記念館や、
海と反対側には、あの耶馬渓があります。
私、結構大分が好きらしく、
今回も本当は国東半島とかに行きたかったのですが、
なんか、車の旅の地だ…と思って断念しました。
まだ来る機会はあると思うので、次回はゆっくりまわりたいと思います♪

この後は佐伯を目指します。
なぜ佐伯か。
中津の後の杵築、日出、別府、大分、臼杵は、
一昨年の旅の時に寄ったので、佐伯かなぁと思って。
私が横浜ベイスターズFANなので、それで佐伯ってことではありません。。

中津駅から日豊線でどんどこ3時間です。
それも、普通列車の横座り。。
ちらちら見える海に癒されながら、飽きることなく電車を楽しみます。

522.JPG 西屋敷駅。山ですが。

 14:40 佐伯駅
佐伯も海の町です。ちょっと行くと佐伯港があります。
私が目指すのは佐伯城。
港とは反対方向。
案内所の人には、「駅から歩いて20分。そこから20分」と言われました。
40分歩くということですね。。

線路沿いをしばらく歩くと道が別れます。

523.JPG
 ▲ 来た道を振り返ってみた。線路の向こうは山。臼坪山。

ここら辺は学校が多いです。
てくてく行くと、歴史と文学の道になる。
国木田独歩館がある。
のんびり歩くにはちょうどいい道です。20分歩いたが、特に辛くもなく、普通。

2010010815050000.jpg マンホールに佐伯のことが詰まっている

趣ある道を歩いて行くと、目の前に
マンホールにも描かれていた三の丸櫓門が現れました。

525.JPG
 ▲ でーーんと現れる。この裏は佐伯文化会館です。

いやぁ立派だなぁと門をくぐって進んでみます。
実は佐伯城については何となくしか知らなくて、城跡がどんなふうかも分からなかった。
結構人がいる。
中学生、多いなぁ。国木田独歩だからかなぁ。
授業で来ているんだ。
そんな風に観察すると、おのずと分かってくることがある。
それは、城跡が山の上にあるってことです。。。

どうして分かるのか。
それは、今まで少ないながら城をめぐって遭遇した場面が似ているからです。
ちょっと登る城があったら、みんな登らせられるんです。。

私は城が好きなので城の近くに住みたいのですが、実際住んでいる人はどう思っているのかなぁ。
誇りに思いながらも、
いや、若い子は「また城に登るのか・・・」と辛い思いかもしれない。
以前、鳥取城に行った時、当たり前のように
地元の野球部が、天守を目指して走っていました。
ただ歩いて登っている私がひーひー言っている城を。
七尾城に行った時は、小学生が登っていて、疲れて登れない子が先生に励まされていました。。
そして、佐伯城にも中学生。そして、挨拶をきちんとする野球部。
これは登るんだな・・・・。確信しました。

そして、案内板を見ます。

524.JPG
 ▲ いっぱいではないけれど、やっぱり登るんだった

ここから20分登るっていうことですね。
1時間登る城を何度か経験すると、20分は楽な感じがします。
迷わす真ん中のウネウネした道へと進みます。

527.JPG 道、ウネウネ。道、急な登り。

さすがにこの登場道には誰もいませんでした。
授業で来た中学生は右の道を使っているようです。
ただ、地元のお爺さんらしき人は左の道を行った。結構うっそうとしている道だったのに。

20分とはいっても急なので疲れます。
でも休むともっと辛いので、足を止めずに登ります。
あー、上から声がする。もうすぐ着くのかなぁ。
そう思って上を見ると、石垣が見えました。

529.JPG
 ▲ 石垣がステキすぎてビックリしました[exclamation]

うれしくなります。
橋みたいなのが見える。
あれは、本丸と二の丸をつなぐ廊下橋です。
そんなのがあるなんて。

531.JPG
 ▲ 石垣が立派に残っています。

登場道では暗くて景色なんてなかったのですが、
ここからの眺めは最高なのです。

佐伯城は1601年(慶長6年)、豊後日田より毛利高政が2万石で入封。そして築城。
3層の天守があったそうです。
さっきの案内版でも分かるように、本当にいい作り。
実践本位の城のようです。

そんな佐伯城をフラフラ。そして本丸に登る。

532.JPG
 ▲ うわぁ。動けなくなります。

あれは番匠川かな。
一番最初に載せた写真も、佐伯城からの眺め。
佐伯港方面を見た写真です。
素晴らしい眺めでしょう?

山城に登ると、どうしてもそこでのんびりおにぎりが食べたくなる。
お昼は食べていなかった。
佐伯城の天守にいるこの時間、15時半。
ちょっと遅い昼食ですが、町を見下ろしながらおにぎりを食べます。
そう、この時間が好きなのです。佐伯城、私的にいい城だ。
あー、幸せだ[黒ハート]
佐伯にはおいしいうどん屋とかあるらしいのですが、惹かれたのですが、
城で食べるおにぎりには勝てなかった。。

幸せだ・・・(つづく)


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そうだった☆九州の旅<終> [旅:京都より左]

1138.JPG
 ▲ 昨晩見た、唐津城でございます



 9月8日

朝早く起きて、唐津駅へと向かいます。
昨晩泊った所は和多田駅。
2009090806220000.jpg なんだか不思議な駅なのです

ここから唐津駅までは一駅、筑肥線です。
写真の奥に見える高架は、唐津線。
どっちも唐津へ向かいますが、ちょっと行ってくっつくみたいな感じです。

1093.JPG 和多田駅ホームから見た
                                         唐津線である


今日は唐津駅からバスに乗ってどんどこ行きます。
今日の目的は名護屋城。
204号線をどんどこ行くようです。

唐津駅から少し行った所にある、大手口バスセンターからバスに乗ります。
何行きだっけ?忘れた。
名護屋城に行く前に、その途中にある呼子にも寄ってみます♪

朝7時にバスに乗る。私のほかにもう一人しか乗っていない。
204号線を走る呼子への道は、地図上では結構海に沿っている感じだけれど、
実際は、山~って感じでした。
山をうねうねと走る。そんな道を30分走ります。
すると急に海になる!本当に急にって感じでした。

1100.JPG
 ▲ 海沿いにたくさん家がありました

呼子とは。
朝市が有名なのです。
佐賀県北西部。東松浦半島の突端にある呼子。
目の前に広がる呼子港の先は玄界灘。
う~ん、なんだかすごい所に来たなぁ。

朝市が有名な呼子。

2009090807330000.jpg こんなふうに朝市!なのです

呼子の朝市は、朝7時半から12時くらいまでらしい。
私が呼子にたどり着いたのが7時半。
まだお店の準備といった感じでした。

1097.JPG
 ▲ おばちゃんたちがたくさんいました。あー!イカを並べている・・・。

そう、呼子はイカで有名なのです。

2009090807530000.jpg  2009090807350000.jpg
         こんな風に                      こんな感じに

イカ食べたいなぁって思ったのですが、まだ準備中ばかりだった。
イカを買って名護屋城へ行くのもどうかと思うし、
せっかく訪れたのですが、見るだけです。
なんかもったいない。
こんな時、複数で来ていたら、色んなことができるなぁと思ったりします。

そんなイカなので、イカ釣り漁船がたくさんおりました。

1102.JPG この電球に惹かれます

呼子とはとても広い所なのです。
私がちょとっと降りて見た朝市や港は呼子の一角
で、
呼子大橋を渡った先には、風の見える丘公園などがあります。
不思議な範囲の所です。

少しだけ呼子を堪能したので、バスに乗って城を目指します。
名護屋城へは、ここからバスですぐです。

名護屋城博物館のバス停の次で降りました。
水手口から中に入ります。

2009090808410000.jpg  1109.JPG
     なんだか壮大な感じがします            本丸へと向かうところです

どのくらいの人が名護屋城のことを知っているのか。
文禄・慶長の役(1592年~98年)は日本史の授業で習ったのを覚えている。。
秀吉が中国・朝鮮半島の侵略のために、出兵基地として築いたのが名護屋城。
この歴史的事実は、とても悲しいことです。
そんなことを考えながら歩くと
どんより曇り空ということもあって、心が沈みます。

1119.JPG
 ▲ 天守台からの眺め。陣跡がパネルに記してあります。

どんよりはしていますが、天守台からは周りの海や島々を見ることができました。

この名護屋城の周りに、全国の主たる諸大名が集まり、
名護屋城の半径3㎞に120とも、166ともいわれる
陣屋が築かれたのだそうです。
凄いことになったのでしょうねー。

1118.JPG
 ▲ 天守台から見下ろした遊撃丸です

天守台を下りて遊撃丸、二ノ丸を眺めて三ノ丸方面と向かいました。
上段の中央に本丸をおき、
取り囲むように二ノ丸、三ノ丸、遊撃丸、東出丸、弾正丸、水手曲輪があり、
下段に山里丸、台所丸があります。
門は5か所。

広大な敷地の名護屋城を一人てくてくと歩きます。
朝の9時台、城を見に来ている人は私しかいません。
名護屋城を整備されている方はけっこういました。

1129.JPG
 ▲ 本丸から三ノ丸あたりへ向かうあたり。。

広くて歩きがいがあります。
石垣が立派で、いい感じに保存されているので、見とれたり、触ったり、戻ったり。
そんなことをしていたら、馬場跡の向こうから一人女の人が。
みんな一人旅でここを訪れるのかしら?
楽しく回るような場所でもないので、一人でじっくり回るのがいいのかもしれません。
まぁそれも思いながら、城跡を楽しめばいいのかもしれません。


1132.JPG 馬場跡辺りは石垣に圧倒されます

歩きまわって、後ろ髪引かれながらも大手門から外に出ることにしました。
そこには名護屋城博物館が立派に建っています。

1134.JPG はい、立派に建っております

中に入ってちょっとスタンプを押して、展示物を見ます。
私は「歴史の中の名護屋城のコーナー」に惹かれます。
じっくり見ていると、博物館の係の人がやってきて、
名護屋城にまつわるいろんな話をしてくださいました。ものすごくよかった。。
もちろん、そのあとに続く「名護屋城以後」のコーナーもじっくり見ました。
日朝国交回復へ向けての動きなどを見ることができました。

満足して外に出ると、観光客を乗せたバスがやってきました。
たくさん人が降りてきます。
そうですよね、観光地でもあるんですよね。

私は唐津駅へ戻るのでバス停へ向かいます。
バス停の向かいに道の駅みたいなところがあって、その裏にイカを堪能できるお店があった!
しかしまだ開いていないし、寄る時間もなかったので、
これを買ってみた。

2009090811100000.jpg  2009090811150000.jpg
    冷凍のこれをチンしてくれる               うーん、イカの味でした

結構これで満足した。安い人だ。

バスで唐津駅へと戻ります。
この後、てくてく唐津城へ行きました。
あーー、唐津城のことは端折るってことだ。。。

これだけは載せる。

1148.JPG
 ▲ 唐ワンだ!とってもかわいかったです♪

隣の舞ツルくんもりりしい。
唐津城は城を要にした砂浜が翼を広げた鶴のように見えることから、
別名『舞鶴城』とも呼ばれていたのです。だから「舞ツルくん」なんでしょうね~。
唐津城は名護屋城の解体資材を用いて作られたとされています。そんな唐津城なのです。

さて、旅は終わりに近づきます。
唐津駅から筑肥線に乗って博多駅まで行きます。
なんだか微妙に時間があったので、
なんとなく、香椎駅まで行って乗り換え、西戸崎駅に行ってみました。香椎線っていうのですね。

2009090816290000.jpg いや、普通の駅です

行くまでに遊園地みたいなものを眺めたり、海を眺めて楽しみました。



こんな九州の旅でした。私の4回目の九州の旅。
一人フラフラ、自分勝手に回った旅でした。
今度はいつ九州に行けるのか。。
いや、強い思いがあれば、まだまだ自由に動ける身です。
きっと近いうちに行くのでしょう♪

(長かったが終わりです。。。。)


タグ:呼子 唐津
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そうだった☆九州の旅<4> [旅:京都より左]

2009年9月7日の続き。。

平戸から戻って、再び松浦鉄道に乗ったのでした。
 

1035.JPG しばらくは海が続きます

たびら平戸口駅からどんどこいって、伊万里駅で乗り換えて有田駅まで行きます。
松浦鉄道は、ぐるっとした感じ。
佐世保から有田まで行けるのですが、
JRだったら、佐世保から有田までは5駅。

1037.JPG
 ▲ 海を過ぎると、こんな景色になる。青空と緑が合っています。

伊万里駅に到着。たびら平戸口駅からは1時間10分です。
ここで乗り継ぎなんですが、少し時間があるので外に出ます。
伊万里は焼き物の町。
でも、焼き物のメインの場所、大川内山へはバスに乗らないと行けません。
そこへは3年くらい前に行きました。
山に囲まれたステキな場所です。

ちょっとの時間でも伊万里を堪能したいのなら、
駅からすぐの伊万里川に行くのがよいと思います。
橋に色んな伊万里焼が飾ってある。

 
2009090712060000.jpg  2009090711590000.jpg
      色彩がきれいですねーー            どうですかねーー

有田駅までは伊万里から25分。あっという間に着きます。
有田駅は結構にぎわっていました。
ここから上有田駅まで歩いて30分、焼き物を見ながらテクテク歩きます。

1044.JPG
 ▲ この道沿いに有田焼のお店が点在しています。
   お店もいいけれど山もいいんです!

山がいい。焼き物を見たいけれど、山も見てしまうんです。
そんな道なんです。

お店のガラス窓に張り付きながら焼き物を見ます。
ここ最近の旅で思っていることがある。
旅先で焼き物を一つ買おうって。
1月に行った砥部でも砥部焼の器を買おうと思ったんだけれど、
優柔不断で断念。今回もそんな感じ。。

それでも楽しく歩きます。
しばらく歩くと、右に曲がって線路の向こうに陶山神社が現れます。

ここには思い出がある。
3年前位に私のお相手さんとここに来た時に、陶山神社で大ゲンカをした。
この時は上有田駅から有田駅へ向かうルートだったのですが、
私は先にテクテク。そのまま勝手に伊万里へ。
伊万里駅からバスに乗って大川内山へ。
向こうで会っちゃったらムカついて、1時間歩いて伊万里駅に戻ったり。。
駅で仲直りして唐津へと向かいましたけれど。。。。

そんな陶山神社を後にして、
ちょっと歩いて左の小道に入ります。
トンバイ塀の道が続く。私の大好きな道。

1055.JPG
 ▲ この道、ワクワクします♪

表通りで焼き物を見て、裏通りで塀等を見ながらキョロキョロする。
楽しいです。

   そりゃぁ、写真撮りますよ   1054.JPG

結構見ごたえあります。

1058.JPG ほら、こんな景色も

煙突の先に何か生えている。気になる。

フラフラ満喫して、上有田駅へと向かいます。
電車が来るまで少し時間があったので、
駅の近くの焼き物のお店を見たり、コンビニに入って珍しい菓子パンを探したり。

2009090713590001.jpg 上有田駅。とても素敵な駅です。

朝5時過ぎから動いていました。
だからまだ夕方手前。
上有田からどこへ行くかは決めていなかったのですが、とりあえず右へ行こうか。

今日の最終地点は決まっている。
唐津の隣の駅に宿をとっている。
そこも考えながらどこへ行くか考えると、、、佐賀城か吉野ヶ里歴史公園か。
本当は下にも行きたかった。
肥前浜宿もいいなぁと思っていました。
江戸時代、長崎街道多良街道の宿場町として栄えた場所です。
うーん。電車の乗り継ぎとか考えると、右か。。

上有田駅から肥前山口駅乗り継ぎで吉野ヶ里公園駅へ。

1088.JPG 吉野ヶ里公園駅です

ここから歩いて15分くらいかなぁ。
そこに吉野ヶ里歴史公園がある。
なんだかのどかな所だなぁ。

1062.JPG 駅前のお出迎えです

たどり着くまでの道は、何でもない道だ。

前情報なしで行くって本当に怖いことだ。
吉野ヶ里公園に着いて中に入ってびっくりした。
広大な敷地に。
入口の案内の人に、「帰りはどこから出ますか?」と聞かれたり、行くルートを聞かれたり。
これは絶対帰ってこれない人が出るってことだ!
閉門までに帰ってこなかったら、係りの人が探しに来るのかなぁ。

こんな思いは妄想ではない。
中に入って歩いてみると分かる。

1067.JPG
 ▲ あそこに行くんだが…遠いなぁ。ちなみにあそこは「南のムラ」だったかなぁ。

吉野ヶ里遺跡では、弥生時代600年の間のすべての遺構等が発見されています。
それを復元した場所なのです。
弥生時代がどのような社会であったかを体感できる所です。
この説明だけでも広ーーいって分かるでしょうか。

ここは100名城なのですよ。
それもあって訪れてみた。そんな人はたくさんいるのかなぁ。

1075.JPG
 ▲ すごい眺めでしょう?
   すごいんですよ、ここ。半端な気持ちじゃ回れません。

ちなみに、ここを訪れている人はカップルばかりでした。。
女一人は私だけだった。。
あとはおじさん一人っていうのはいたなぁ。
そういうわけで、それぞれの場所にいる弥生時代の扮装をした係の人もやさしく、
やぐらの上で写真を撮ってくれたり。

ここは、南内郭という場所。
広大な敷地は色々と分かれている。
倉と市、中のムラ、祭りの広場、川があって水田があって、とにかく広い。

南内郭の先にある北内郭。
ここは吉野ヶ里を中心とするクニ全体の最も重要な場所。
神聖な場所とされていて、当時、まつりごと等がされていたと考えられています。

1082.JPG
 ▲ 北内郭。これはデカイ!

中に入ると、のっぺらな弥生時代の人達がおりまして、祭りごとの展示があります。
ちょっと怖いです。。。
しかし、ムラにある家の中をのぞくよりはまだいい。

1077.JPG 怖いから写真は小さく・・・・・

ムラにある家は、ひょこっと覗くとワーー!ってなる感じで、その人たちがいる。。
あー今日が天気でよかったよ[晴れ]

北内郭の奥には北墳丘墓があります。
吉野ヶ里を治めていた歴代の王の墓です。

1086.JPG
 ▲ 屋内になっております。甕棺が埋葬されていて、その様子が復元されています。

中をぐるっと見てから外に出てフラフラしていると、係の人に呼び止められて、
閉門30分前なのでバスに乗って出口まで行かないかと言われました。
まだ30分あるし、えーと思ったのですが、
ここの場所、出口から遠い。
歩いたら20分はかかるからーーと言われました。
ちょっと納得しかけたのですが、まだ通ってない道もあったし、
逃げ出す。
出口には10分くらいで着きましたけれど。。
まぁ、それだけ閉門に間に合わない人がいるってことでしょうねーー。

フラッ来ましたが、結構楽しかったです。
100名城のスタンプも押したし♪


まだまだ明るいのですが、宿を目指して進むことにします。
吉野ヶ里公園駅から久保田駅で乗り換えて、唐津線で唐津駅まで。
唐津駅で筑肥線に乗り換えて一駅、和多田駅まで行きます。

1089.JPG 唐津駅だぁ

なんで和多田駅に宿をとったんだろう?
今考えると何も思い出せません。。安かったのか?
前日、佐世保で泊ったホテルは、うわぁっ×××て感じだったのですが、
この日のホテルは値段の倍くらい、とっても良いホテルでした♪

それに!
たどり着いてびっくりだったのですが、ライトアップされた唐津城が見えた!

1090.JPG
 ▲ あー、思い出した。唐津第一ホテルだったか。
   松浦川沿いに建っているホテルだったのです。

そう、川の先に唐津城がある。
本当にうれしかった。
さらに!
ネット予約で安く泊まったので2階の部屋だったのですが、
部屋の窓からも唐津城が見えたのです。とっても贅沢だぁ。

そんな感動で2日目を終えたのでした。
(3日目に続きます。。。)

 


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そうだった☆九州の旅<3> [旅:京都より左]

この前も九州に行って来たんだけれど、
昨年、暑い暑い日に九州に行った話[晴れ] なかなか進まないのが悲しい・・・・。

○○○ーーー×××○○○ーーー×××○○○ーーー×××○○○ーーー×××○○○

1016.JPG
 ▲ 平戸城からの眺め。この青さにビビるでしょう?




まだ9月6日(日)の続きです。あと少し9月6日がある。

小倉→日田→田主丸と来て、今度は久留米駅で降ります。
この時点で5時過ぎだったのですが、どうしても行きたい所があって。
久留米と言えば、久留米ラーメンと久留米城です。
残念ながら、思っていたよりも駅前が栄えておらず、うきうきした感じにはなりませんでしたが、
まっすぐ久留米城へ行ってみました。

テクテク少し歩くのですが、
ブリヂストンだっけ?工場があって、タイヤの臭いがすごかった。。

970.JPG 残念ながらこうなった

夕方だってことです。
日が落ちないように落ちないようにと、石垣の上をめぐって、
ちょっと石垣の上に座ったり。結構いい眺めでした♪

すぐに筑後川があります。

981.JPG
 ▲ 川がたくさんあっていい。あっち側から久留米城の石垣を見てみたかったなぁ。

少し物思いにふけると、もう真っ暗です。
久留米ラーメン♪と思って来たのですが、
勇気が萎えてしまって、お店に入れなかった。。。こんな9月6日でした。


 9月7日(月)
久留米から佐世保までどんどこやってきて、
佐世保駅前にあるホテルに泊まって、朝5時にはチェックアウト。
松浦鉄道の始発に乗りたいので。
昨夜、
佐世保に訪れた時には、
駅にいる電車を眺め、駅の中にある佐世保バーガーの置物を見たくらいだった。

984.JPG 朝の佐世保

まだ暗いです。
ちょっとフラフラして、駅前で朝パンとコーヒーを買って、ホームに行きます。

2009090705490000.jpg 1両の松浦鉄道が来ましたー

5時台でも学生がいる!みんなどこまで行くというのだ。

5:53の始発列車に乗ります。
私が目指すたびら平戸口駅までは、1時間半かかります。
以前乗った時は有田から伊万里までだった。佐世保からどんどこ乗るのは初めてです。

2009090707170000.jpg  2009090707180000.jpg
      快晴の下の松浦鉄道                    そうらしいです

7:28、たびら平戸口駅に着きました。
ここまでの電車代は1190円。
しかし、今回は松浦鉄道全部乗るって決めていたから、2000円のフリー切符を買いました♪


2009090707200000.jpg こんな駅なんです。松浦鉄道模様だ

駅前は・・・特に何もないです。
私が目指す「平戸」≒平戸城は、駅からさらにバスに乗らなくてはなりません。
島、島?なのか。平戸大橋を渡って入って行くのです。
駅前にもバスが来るのですが本数は少ないので、
10分位歩いてもう少し本数が来るバス停まで行きます。
そのバス停の目の前はこんな感じ。

989.JPG
 ▲ 平戸大橋のすぐ近くのここからは、平戸城が見える!

バスを待っている間、飽きることなく過ごすことができました。
バスがやってきたので、いざ「平戸」へ。

991.JPG あれが平戸大橋です

バスに揺られて15分ほど。
平戸大橋を渡るときの景色は格別です!
平戸市役所前で降りたのですが、橋を渡ってしばらくすると、平戸城も近づくし。
ワクワクする要素がいっぱいです。

平戸と言えば平戸城というよりは、南蛮貿易~っていうイメージのほうが強い感じがする。
その通りな街並み。
不思議な道。

テクテク歩いて、まずは「寺院と教会の見える風景」へ。
寺院と一緒に、裏にある聖フランシスコ・ザビエル記念教会の天主堂が見えるのです。
999.JPG
 ▲ 違和感ない。。。

ここへは石段を上って行くのですが、
その石段も、木々も何もかもが相まって、いい感じの景色になっている。
この日は朝からとっても天気が良かった!
青空の下っていうのもあるのかしら?本当にステキな風景でした。

反対に見下ろすとこんな感じ。

998.JPG
 ▲ 平戸港が見えてのんびりします

石段を下りて左に曲がり、くねくねとした楽しい道を歩いていきます。
大そてつ、六角井戸等を通り過ぎて、松浦史料博物館を目指します。

1000.JPG 全部海へとつながっているのだ

まだ9時前だというのに観光客がけっこう出てきました。
松浦史料博物館にはたくさんの人がいました。

8時からやっているここは、旧藩主松浦家の邸宅を前身とする建物です。
結構ご立派。
中をじっくりみながらも、そこからの眺めに惚れぼれします。
ここは高台にあるのですが、
博物館の前の道が気に入りました♪

1001.JPG
 ▲ 港を囲むように町があるから、道が全部海に通じている感じがする

ここの左角には、あの有名?なお菓子のお店がありました。

2009090708590000.jpg これは有名ですか?

ポルトガル伝来のお菓子、「カスケード」です。
ここ、つたや総本家は1502年創業の老舗です。
お土産に2個買いました!

私の一番の目的は平戸城だと思うのですが、
その目的が揺らぐ町、平戸。
こっちに行ったら何があるんだろう?と誘われる道がたくさんあるのです。

1005.JPG
 ▲平戸、こんな町。
  家々にも風情があってよいでしょう?海とマッチしている。


松浦史料博物館からさらに進むと、
オランダ公園、オランダ塀、オランダ井戸と、オランダ続きの場所になります。

1008.JPG
 ▲ ここ、オランダ塀の道。向こうに平戸城。

あー、平戸城。。行かないと。
階段を下りて、港をぐるっとして、バスを降りた所まで戻ります。
飽きない町だと思う。
できれば途中、お茶して、またゆっくり回ってをしてみたい。


そんな気持ちになっている私は、ちょっと平戸城をおろそかにしてしまいそうです。
バスを降りたところの幸橋を渡り、市役所を通って進みます。
道路を渡って、亀岡運動場を渡って進んで行くのです。

トコトコ登ると現れる、北虎口門。

1013.JPG
 ▲ どーーんと建っております

ここを通ると狸櫓があります。
平戸城は色々色々あってですが、1707年に築城。
平戸藩主松浦30代によって、山鹿流にて再築されたそうです。
山鹿流の縄張り設計による唯一の平山城です。
その辺も見ながらじっくり回ります。

山鹿素行と言えば会津じゃないかって、まず最初に思いましたが、いや、赤穂か?
ここ平戸ともつながりがあったんですねー。

1028.JPG ひょっこり山の上に建っている

北虎口門と狸櫓以外の天守閣等は、1962年に復元されています。

1027.JPG
 ▲ ちょっと脇から撮りましたが・・・。見奏櫓からの天守閣。

上に登らなくてもステキな眺めなのですが、
天守閣からの眺めは最高です!
パンフレットには、司馬遼太郎の言葉で、
「景観の中の城として日本でもっとも美しいのは平山城だと思う」と書いてありました。

その長めの一番は、一番最初に載せた写真だと思って、
これは、そこから左にちょっとずらした眺め。

1018.JPG
 ▲あの山はなんでしょうね。こっちの眺めもステキです。


1015.JPG
 ▲ さらにぐるっと行きますと、平戸大橋方面

まぁこんな平戸城なのです。
帰りは復元された乾櫓や地蔵坂櫓を見て、敷地内にある亀岡神社を見たり。
一の丸大手門跡までは行けなかったのですが、二の丸大手門跡まで行って戻りました。


初めて訪れた平戸に魅了されて、朝早くからのんびりと回ってしまいました。
また絶対訪れたい場所です[ぴかぴか(新しい)]

もっと居たかったのですが、バスに乗って平戸大橋を渡って駅へと戻ります。
再び松浦鉄道に乗ってぐるっとします。

この後はきっちり予定を立てていない。。
有田かなぁ。
(気力で続く。。。)


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そうだった☆九州の旅<2> [旅:京都より左]

2009090611530000.jpg 小倉駅から出発します♪

9月6日(日)に九州に来た続き。

小倉駅から日田彦山線に乗って日田を目指します。

初めは都会の家々の中を進んでいくのですが、
そのうちのどかな感じになる。
初めての路線は、車窓が本当に楽しみ☆
急にセメント工場ができて、ワーーって感じになる♪

916.JPG 存在感あるなぁ

日田彦山線は日田まで直通のもありますが、
途中の田川後藤寺駅で乗りまえます。
この駅は、筑豊線からびょーんときている後藤寺線ともつながっています。

そこからは、さらにステキな風景が広がります。
彦山ってついているだけあって、山なところで、
登山に行く人たちもこの電車に乗っています。
その山々は両側にあって、圧倒されます。
それと共に、こんな風景も続いていきます。

921.JPG
 ▲ 本当にきれいだったぁ

棚田です♪
きちんと見たのは初めてなんです。
旅に出る時、棚田を見に行きたいなぁって計画を立てたこともあるのですが、
駅から遠かったり、殺風景な時期だったりで今まで見に行かなかった。
実家のほうは田んぼだらけなのですが、
盆地なので、田んぼがどこまで行っても平たんでした。

それにしてもすごい!

922.JPG
 ▲ ちょっともやってますが、段々がステキすぎますーー

最初に段々な田んぼを作った人は大変だったでしょうねー。
見れて本当にラッキーだったなぁ。


そして電車は日田に近づく。

924.JPG ステキな名前の駅だなぁ

なんでも、縁起のいい駅ということで知られているそうです。
確かに縁起がいいなぁ。
ちょっと前向きな気持ちになれる。

この駅の後ろを三隈川が流れています。
その向うの道路が筑後街道。

ここで久大本線に入ります。ここから2個目が日田駅です。

926.JPG とっても賑やかでした

日田(ひた)ってどんな町なんでしょう。
ステキな山山があって、水が豊富でステキな所。
そして、古くから北部九州の交通を結ぶ拠点として栄えていたそうです。

日田は駅から北にある豆田町エリアと、南の三隈川近くの隈町エリアとに分かれています。
どちらも見たかったのですが、
結構見どころ満載で、3,4時間はいてもいいかなぁって所なのです。
私の場合、ちょっと体験して、「もう1回行きたい!」って思ったら絶対また訪れるので、
今回は初めての日田、レンタルサイクルでぐるぐる回ることにします。

駅隣接の観光協会で自転車を借りて、どっちから行こうかなぁと悩んでいると、
地元の方が声をかけてくださって、
お勧めは隈町のほうだ!って力説されます。
私も「そうかなーー」って思って、まずは南へと自転車を走らせます。

道をまっすぐ行く。どんどん行く。
しばらく行くと、味噌醤油やが並びます。

927.JPG
 ▲ 普通の道なのに、何やら気になる味噌屋は出現する

自転車を止めて建物を見ていると、
車で来た人に道を聞かれる。
・・・分かりませんって答える。自転車に乗っていたからかなぁ。。

930.JPG なんでも売っているようだったなぁ

ちょっと進んでは、気になる所で止まっての繰り返し。
そうやって行くと、道は終わって川になるのです。
三隈川に着いたようです。

931.JPG
 ▲ 自転車を止めて雄大な川を眺めます


来た道を振り返る。

933.JPG
 ▲ なんだかのんびりとした時間があるような気がします


ここ三隈川の河畔には、温泉旅館が立ち並んでいます。
その様子がのんびりしていて、心休まるのかもしれません。
川の脇には道があって、自転車で進んで行けます。

934.JPG  938.JPG
       左側に温泉旅館                  川でのんびりしている人発見

道をまっすぐ行くと三隈大橋があって、渡ると対岸に行くことができます。
途中まで行って引き返す。
戻って進んで行くと、川の中に亀山公園があります。

自転車を止めて、太鼓橋を渡ると、川の中に道があって、川が近くて・・・。
ちょっと嬉しくなるような亀山公園への道なのです。

941.JPG おおー、川の中にいる

私だけじゃない。
この道に座って川を満喫している人は。
だから私も座って、水すれすれまで足を延ばすのです。

942.JPG
 ▲ 本当にいい川だ。一人でたそがれていて恥ずかしい?いえいえ、贅沢です。

こんな感じで旅を楽しんでいましたが、
もう少し日田の町を見るかぁと、後ろ髪をひかれる思いで戻ります。
川沿いの道はとても楽しくて、
わざわざ細い道を通ってみたりと、ちょっと無駄な動き。

946.JPG 行っては戻ったり・・・楽しい

今度は豆田町のほうに行ってみます。
駅方面にどんどん自転車をこいで行って、線路を越えます。
なお真っすぐ。
小さな川を越えるととても賑やかな街並みが現れます。

パンフレットによると、
1601年、小川光氏が丸山城を築城の際、城下町として建設された「豆田町」なんだそうです。
そんなわけで、町はステキに整備されています。
平成16年には重要伝統的建造物群保存地区に選定されたそうです。
そんな豆田町。

952.JPG
 ▲ ステキな建物が両脇にある

ここは御幸通りです。
道をクキッと曲がるとこんな街並みが現れる。
この日は日曜日で、本当にたくさんの人がいました。

この通りには、日田資料館や県内最古の商家である「草野本家」があります。
商家は中に入ることができます。

もちろん食べ物屋さんもたくさんある!
特に和菓子がおいしそうで、買いたいなぁって思ったけれど、
いつも葛藤するように、初日に買ってはいけないのではないかって思ってしまい、
結局眺めるだけになりました。
饅頭がねぇ・・・。

954.JPG
 ▲ まだまだ暑かった。ちょっと軒下に入って涼む。

自転車を引きながら、のんびり御幸通りを歩きます。
テクテク行くと、川にぶつかる。
花月川です。

957.JPG
 ▲ 三隈川に比べて小さいけれど、きれいな川でした

この川を越えると、月隈公園があります。
行かなかった。しかし、パンフレットの駅は石垣がある。。そういうことでしょうか。

川沿いを少し行って、カクンとコの字に曲がります。
今度は上町通りです。
こちら側もにぎやか。
すぐに酒造資料館がありました。
日田は酒と醤油なんですかね。
こちら側の道は食べ物屋さんが多くて、駐車場は満杯。
車もたくさん通っていました。

私は一人でお店に入れないので、やはり見るだけ。。
来る時、日田彦山線の電車の中でパン食べたから・・・・。いいのです。。

こんな感じで日田の町を回りました。足りないでしょう?
私もそう思いました。
せっかく来たんだから、日田を満喫するために、たくさん歩いて、食べてってしたかった。
日田駅の近くの天ヶ瀬駅にも行ってみたい。
なんだか温泉地のようですが、川沿いにあるのでフラフラ歩いてみたい。
今度は大分方面から電車に乗ってこようかなぁ。


駅に戻って久大本線に乗ります。
1日目の旅はほとんど終わり。
日田を出たのは4時位でした。
今日はこのまま佐世保まで行きます。
明日のことを考えて、佐世保に宿をとっているのです。
久大本線で久留米まで。鳥栖で乗りかえて、佐世保を目指します。

そうなんですが、途中下車。
どうしても降り立ってみたかったので。。

965.JPG 途中下車しました♪

歩道橋からパシリ。
何か気付きますか?
改札の外に出てじっくりと眺めます。

967.JPG
 ▲ どうでしょう。駅舎の脇にある観光協会が入っている所です。

そうなんです、ここはカッパの駅なんです。
この建物は、ふるさと創生資金で建てられたもの。
1階と2階には、カッパの色々が展示してあります。

2009090616430000.jpg  2009090616370000.jpg
     駅舎。ここは田西丸駅です        カッパとブドウの町なんですねーー

駅前は何もないのですが、カッパの立て札や灯篭っぽいものなどがありました。
カッパがブドウを抱えているように、
ここ田主丸は、ブドウも有名みたいです。
カッパの建物の前では、ブドウの試食がありました♪

2009090616400000.jpg 甘くてとてもおいしかったです

ここではこれだけ。カッパだけです。
ホームへと戻って電車に乗り込みます。
今度は久留米へと向かうのです。
最後のホームのカッパにさよならをする。ホーム写真の右に写っていたカッパです。

969.JPG 愛嬌があっていい奴です

田主丸駅に立ち寄って満足!

そんな私はこのまま佐世保を目指すのですが、
続きはまた明日にする。。。
(まだまだつづく・・・)


タグ:九州 電車 日田
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