徳島→高知、キラキラの旅(終) [旅:京都より左]
▲ これがごめんなはり線のステキな所です♪
徳島から高知へ来て、
ごめんなはり線に乗っている所です。この旅ももうすぐ終わりなのです。
安芸でステキな町を堪能して、またごめんなはり線に乗り込みます。
ごめんなはり線、線路は高架な所を走っています。
奈半利駅から安芸辺りは、ビニールハウスがたくさん見られて、
それもいい感じの景色だったのですが、
安芸を越えてしばらく行くと、車窓の右は家々、左は海!という景色になります。
私は空いている座席に座らず、車両の後ろに寄りかかってずっと外を眺めていました。
すると反対側から電車がやってきました。
あーこれだ
この車両に乗りたかった。
これは展望車両になっていて、外を見るデッキがいい感じなのです。
後免駅に到着しました。
ごめんなはり線は、高知駅まで走っているのですが、
せっかくなんで特急に乗ろうと思って。。
これが駅のホームにありました♪
ごめんえきお君です♪
後免駅はJRに接続する駅です。
▲ やったー!アンパンマン電車だ!
ずっと乗ってみたかったのです。
四国に旅に来ては、ホームで見送るだけだった。。
電車の中は満席状態だったなぁ。
でも、アンパンマンのキャラクターがたくさん描いてあって楽しかったなぁ。
あっという間に高知駅に到着です。初高知駅。
もちろん、高知城へ行きます。
高知城までは歩くと結構あるので、路面電車で行きます。
高知城は、1601年に山内一豊が入国した時に築城を開始したお城です。
途中の商店街からも見えるお城。
お城が町を見ているのかなぁ。
追手門から入って、目の前の板垣退助の脇の階段を登って行きました。
板垣退助は、代々山内家の家臣だったのだそうです。
とっても暑かった
今が旬な高知城。観光の人がいっぱいです!
ステキな石垣の脇を通って本丸へと向かいます。
▲ 青空の下、ステキな姿だなぁ
天守閣は3層6階です。
本丸の建物が全部残っているのは、全国で高知城だけなんだそうです。すごい。
▲ 高知城から町を見渡してみました
お城からの眺めもいいし、町のいろんな所からお城が見えるのもいいなと思いました。
高知に住んでいたら、たくさん高知城に来ちゃうだろうなぁ。
本丸から黒鉄門をくぐって降りることにしました。
▲ 黒鉄門、とてもステキな門です
黒鉄門は、柱、門、扉などに小鉄板が打ちつけられていて黒く塗られているため、
このように呼ばれているのだそうです。
ここをくぐって振り返った様子がなんともステキで、何度も何度も振り返ってしまいました。
ちょうど晴れていて、青い空に黒い門に白い壁がとてもマッチしていました。
ざ――っと高知城でしたが、見どころはたくさんあって、
らせん状に配置された二の丸、三の丸杉の段とか、
いろんな所からいろんな角度で城を見るのが楽しかったです。
さて、この後は一度高知駅へ戻りました。
駅前からバスに乗って、高知県立歴史民俗資料館へ向かうためです。
方向的にはごめんなはり線方面に戻る感じなのですが、
駅から歩くプランは、歩く距離がつかめず、
高知駅からバスに乗って行くのが無難かなとなりました。
バスに揺られて30分くらいで着きました。
とてもきれいな建物です
高知県立歴史民俗資料館は、高知の色んな歴史が詰まっているのですが、
私の目的の一つは、長宗我部展示室です。
高知と行ったら長宗我部だって思ってしまう・・・・。
パンフレットの表紙も長宗我部氏です。
展示室は狭いのですが、阿波中富川合戦時の長宗我部軍の本陣が再現されていたりします。
そしてもう一つ。
ここへ来た目的は、岡豊城跡を見るためです!
写真の右にある階段を登っていくと岡豊城跡なのです。
こんな階段を登っています
うっそうとしてますが、そんなに登らないし、歩きやすい所です。
岡豊城跡は、岡豊山歴史公園として整備されています。
国史跡となったのは平成20年です。
ここは長宗我部氏の居城跡。
▲ こんな感じの城跡です
磁石建物跡、土塁、石積み等の遺構が復元されたりしています。
石積みいいなぁ 神秘的な感じがする
長宗我部氏は、土佐、四国を制覇したのですが、
ここ岡豊城が四国4国の本城となったのです。
そんな岡豊城からの眺めは壮大で、とってもとってもきれいでした。
▲ 岡豊城跡からの眺めも最高でした。お城からの眺めって本当にステキ♪
結構堪能しました。
歴史資料館を見て、岡豊城跡へ行くコースはいいですね。
私が行った次の週は、龍馬の特別展だったようです。ちょっと見たかったけれど、
幕末はまだまだ勉強しないとダメなので。
今回は戦国時代の長宗我部氏で満足です。
旅も終りに近づいています。
高知駅へ戻って、また路面電車に揺られて高知城の近くまで行きました。
はりまや橋です これに乗りました!
高知と言えば龍馬で、
本当は桂浜へも行こうと思っていたし(浦戸城跡か。。)、
町中にある龍馬ゆかりの所へも行こうと思っていた。
しかし、今回の旅では高知の時間が短かったから無理でした。残念!
またゆっくり来たいなぁと思っています。
そう、高知へ行くために、500円玉貯金をしている。あと少しで行けるかもしれない!
そんな私は、最後に高知城前で路面電車を降りて、てくてく歩き、
旧山内家下屋敷長屋を見学しました。
▲ ホテルの一角にあるので、何だか不思議な場所でした
幕末に建てられた山内家の足軽屋敷です。
藩政後期の藩士や庶民の生活がよくわかる場所です。
この後、町を流れる鏡川を眺めて、また高知城を通って駅へと帰ったのでした。
高知駅から新宿まで、11時間バスに揺られて帰り、旅は終わりました。
今回の旅は徳島から下をぐるっと行って、高知へ入るという私の夢の旅でした。
天気も良くて電車もステキで、
景色もよくて、町並みもステキで、本当にいい旅でした。
高知はまだ1回目(徳島は3回目)。
まだまだ行きたい所がたくさんあるので、
今度は是非、サンライズ瀬戸に乗って訪れたいです。
(おわり)
徳島→高知、キラキラの旅(5) [旅:京都より左]
▲ 安芸はこんな町ですよーー
7月16日(金)のつづき。
ごめんなはり線の安芸駅に着いて、朝パンを食べた所です。
レンタルサイクルに乗って、いざ出発!
まずは上の地図にある野良時計を目指します。
レンタルサイクルが無料なだけあって、ここに行くまでのんびり道です。
駅からすぐの道がこんな感じ。
▲ こんな広い道を、どこまで進めばいいのでしょう。。。
まあまあ進む。
そうすると、大きな道沿いに、デーーンと野良時計がありました。
▲ のどかなんです。のんびりなんです。
この時計は、120年前にこの辺りの地主だった畠中源馬が、
農作業をする小作人たちのために手作りした時計です。
そんなエピソードだけでもすごいなーって思うのに、
こんな素敵な時計を作っちゃうのもすごい。
さらに、周りの景色とあっているのもすごい。
野良時計がある大きな道を渡って行くと、
ちょっと道が込み入って、いい感じの雰囲気になってきます。
こんな所の小学校に通う子はいいなーって思う感じ。
この辺り、武家屋敷が続きます。
土佐藩家老、五藤氏に仕えた武士たちの屋敷です。
土用竹やウバメガシの生け垣等々。
これは、「土居廓中」と言います。
水切り瓦のある建物が並んだりしています。ここまで駅から2キロくらい。
▲ このコンクリが黄土色っていうのが気に入った。これはいい!
細い道もあって、その両脇に竹がわさっとなっているのがステキです。
武家屋敷があるってことは、お城があるってことだ。
安芸城跡の西と南に武家屋敷が広がっているんです。
楽しい!
この青々とした間を自転車で走るのは爽快でした。
青々の生け垣は初めてです。
これはとってもスキ♪
路地を曲がると、そこには安芸城跡がありました。
▲ お堀にニョキニョキと。この上には乗れないけれど・・・。
お城に来てうれしいもあるけれど、
なんだか、この辺の雰囲気に惹かれています。とってもステキな景色です♪
花がきれいだなぁ 朝つゆがたまるんだぁ
安芸城跡は、1308年に安芸親氏によって築かれたといわれています。
安芸氏は、戦国期には土佐七雄の一人に数えられ、
「安芸五千貫」を領有する大豪族として、土佐国東部で最大の勢力を誇るようになったのですが、
1569年、土佐統一をめざす長宗我部元親に攻められ、激戦の末に敗れたのです。
戦国時代は安芸国虎なのです。
そして、1601年に山内一豊が入ってからは五藤氏。
安芸城跡の周りのステキな武家屋敷は、五藤氏が整備したのですねーー。
そんな安芸城跡。
▲ 草の合間から見える石垣が、なんともいい感じで。
この上の小山にも登ってみましたが、
特に何というわけではなく、何となくの理解でーー。
やっぱり蚊に刺された・・・ 木々の間に
降りてきてすぐの所にある安芸市立歴史民俗資料館に行くのも楽しみでした。
しかーーし!臨時休業でした・・・。
月曜日だと休みなので、その曜日を避けて旅の予定を立てたのに・・・。ショックです。。
ただ、資料館の外壁にはパネルがありました。
天正元年、越前の戦いで山内一豊が顔に矢を受け、
家臣の五藤吉兵衛がわらじで顔を踏んで矢を抜いた。そのエピソードのパネルです。
この時の話は、『功名ヶ辻』にでてくるのかな?
その時の矢とわらじが民俗資料館に展示されているとか。
うーーん、興味深い。。
安芸城跡を満喫しまして、自転車で移動します。
ここ安芸は、岩崎弥太郎なんです。
その生家が城跡の奥にありますが、そこには寄らず、駅へと戻りました。
なぜかというと、そこに岩崎弥太郎があるからです。
江ノ川上公園に立っております。
偉い感じです
今をときめく岩崎弥太郎です。
何のそっけもない公園に、ドーンと立っていました。
しかし、観光で訪れている人がたくさんいました。すごいなぁ。
自転車で駅を越え、左へ、高知方面へ一駅行ってみることにしました。
安芸駅の隣の駅のマスコットを見るためです。
自転車で10分くらい行くと次の駅。
その名も、球場前駅です。
ボール君か・・・
ここは、阪神タイガースのキャンプ地で有名ですね。
ごめんなはり線には、阪神タイガース車両もあるし、阪神とは仲良しの地なんだ♪
これが見れて、とってもうれしくなりました♪
自転車を漕いで駅へと戻ります。
何時間乗っても無料なのですが、結構乗ったのでもう自転車を返します。
駅に隣接されているお土産屋さんというか、安芸の色んなものが売っている所に寄りました。
とても活気があって楽しかったです!
自分用のお土産に安芸で採れたにんにく(100円)を買いました。
それから、ここら辺はゆずだ!ということで、ゆずのジュースを飲みました。
セルフサービスで、箱に100円入れました♪
自分で紙コップに入れるので、並々とゆずジュースを入れました。
よくばりだ。
こんな安芸の探索だったのです。
見どころは駅から2キロくらい離れた所でしたが、自転車を快く無料で貸し出しているところに
心打たれました。
また来たい旅先の一つになりました♪
(つづく。長々となりましたが、次が最後。。。)
徳島→高知、キラキラの旅(4) [旅:京都より左]
▲ こんな外壁の家に住みたいのです
7月15日(木) ・・・1日ってとっても長いのです。
室戸岬からバスに乗って吉良川の町並みへ行って、
バスに乗り遅れてしまった、続き。。
せっかくあと1時間も時間があるので、好きなだけ歩きます。
▲ どうでしょう、こんなモサモサの家。この石垣がいいのです
この石垣は、楕円の石を、チョンと並べた石垣なのです。
とってもかわいい。
こんな風な石垣♪
この町にある病院も、スーパーも、カフェもいい感じです。
御田八幡宮から伸びる道はステキなんです。
同じ道を2,3回は通ったな。
生活している町だから、ささっと通ります。しかし、じっくりと・・・。
こんな路地、いいでしょう レンガな感じの水切り瓦もあります
特にどこかに入るわけでもなく、1時間半くらい町をぐるぐる回りました。
本当に、何度通っても嬉しくなる町なのです。
ちょうど夕暮れ時で、町も静かになる時間帯で、
のんびりと過ごすことができました。
▲ こんな外壁が続く道
少し早く行ってバスを待とうと思っていたのですが、
海に行ける道を見つけて、海岸へと降ります。
何をしたかというと、石を拾った。それも10個以上。。。リュックが重くなった。。
上の写真の楕円の丸っこい奴をいくつか拾いました。
ここの石はステキだ
左を見ると室戸岬。
室戸岬の右と左では、だるま朝日とだるま夕陽が見れるとのこと。
それを見に来るのもいいなーと思いました。
バスに乗って、今日目指す宿は奈半利駅の近く?にあります。
吉良川のバス停からは20分くらいで着きます。
奈半利駅、それは、ごめんなはり線の終点の駅です。
明日はここから出発したいので、ここに宿をとりました。
そしたら、予約していたホテルは、奈半利駅から今来た道を結構戻った所にあった。
バス停3つは戻ったよなぁ。
しかも、ホテルの周りにはお店が何もなくて、
あー、お酒を買い忘れた!と、駅までの20分位を歩いて買いに行こうと思ったら、
ホテルの気のいいおじさんが、自転車を貸してくれました。助かった。。
ここのホテルは、なんと、大浴場と露天風呂がありました!
旅先の大きなお風呂は嬉しいものです。
ただ、露天風呂は真っ暗で、ちょっと入って怖くなった。。
7月16日(金)
朝、5時半過ぎにホテルを出ます。
ちょっと奈半利の町を散策してから電車に乗りたかったので。
▲ ホテルから駅へと続く道。国道55号だ!
駅へは歩いて20分くらいあります。
6時半の電車に乗るまでの1時間、ちょっと横道に入ります。
ここ、奈半利の町も町並みがステキなのです。
▲ こんな感じで、国道55号沿いにも水切り瓦の白壁の建物があります
奈半利町は、土佐藩主が参勤交代に利用した野根山街道の入り口で、
『土佐日記』にも登場する町だそうです。
駅に近くなった所で、路地を右に入ります。
ステキな家々が続きます♪
この辺り独特の建物以外にも、不思議な道を見つけたり。
旅先の町を歩くのは、本当に楽しいなぁ。
▲道を進んだら急にこうなった。いいけれどさぁ。。。
こんな風に歩いていると、あっという間に時間が経ってしまうのです。
奈半利駅に到着です。
この線も高架な駅なんです
ごめんなはり線と言えば・・・・・、そう、各駅に駅のキャラクターがいるのです。
もちろん、やなせたかしさんの。
奈半利駅は、なはりこちゃんです♪かわいい♪
階段を登ってホームへと向かいます。
奈半利駅も線路ぶっつりです。
ごめんなはり線。日本最後のローカル線と謳われています。
平成14年7月1日開通。
こう書くとなんだが昔のようですが、2002年って書くと最近な感じがするかなぁ。
奈半利駅から後免駅までは42,7㎞。
全駅20駅です。
甲浦駅の線路ぶっつりも、奈半利駅の線路ぶっつりも、
四国循環鉄道構想から歴史を見ていけばいいかしら。なんだか色々考えさせられます。
そんな、ごめんなはり線。
乗るのが楽しみです♪
▲ 来た電車はこれだった。あー、安芸があるからかぁ。
朝6時半。せっかくなので、いくつかの駅に降ります。
まずは何となく、隣の駅、唐浜駅で降ります。
とうのはま へんろ君です♪
ここ唐浜駅は、のどかな感じです。
ホームを降りると、目の前は山。
ここには四国八十八箇所の第27番札所、神峯寺があります。
何だか他にも見どころがあるようです。
駅のロータリーで地元の人に会い、寺の途中まで送って行ってあげると言われましたが、
時間もそんなになかったので断り、
山とは反対方面へと歩いてみることにしました。
▲ 田んぼの緑がステキです♪何と言ってもビニールハウスなのです!
ごめんなはり線沿いには多いそうなのですが、
ビニールハウスがたくさんありました。何だか不思議な感じがします。
そこを抜けてテクテク行くと、海でした。また海を眺めます。
それで戻ってまた電車に乗ったのですが、
駅ごとにキャラクターがいるから、目が離せなくて。
次の下山駅は、「しもやま ちどりちゃん」でした♪
そうこうしているうちに、目的地の安芸駅に着いたのですが、
私、ごめんなはり線の中で、安芸駅のキャラクターが一番かわいくて好きです♪
はい!あき うたこちゃんです♪
とってもかわいくて、とってもうれしくなって、頭をなでなでしました。
安芸駅では、なんと!自転車を無料で借りることができるのです。
とっても嬉しいことです。
バスとかもあまりないし、
それだけ目的地まで結構な距離があるということなのですが、
最近行った石見銀山も萩も、この前行った飫肥も、
しっかり500円以上はとっていたなぁ。
自転車を借りてすぐに巡ってもよかったのですが、
目の前にパン屋を見つけてしまって、お腹もすいていたので朝ご飯にしました。
なんだかおいしそうで、おいしそうで かわいいでしょ!
本当に私好みのおいしそうなパンが、たくさんたくさん並んでいました。
店頭に並んでいるパンもお店で食べられるのですが、
トーストが食べたかったので、モーニングセットにしました。
▲ ステキな朝食です。
う~ん。
一人旅の時は、めったにお店に入らないので、なんだか優雅な気分です。
パンもおいしかった!
まだ朝の7時半だし、8時になったら安芸の町をめぐろうかな♪
(安芸の町めぐりへと つづく。。。)
徳島→高知、キラキラの旅(3) [旅:京都より左]
▲ 阿佐海岸鉄道に乗ったんです
7月15日(木) 続き。
今まさに、阿佐海岸鉄道に乗ったところです♪
プレートに「天の川」って書いてあったので何かなーって思いながら乗りこむと、
何やら派手な内装で。
でも、太陽が明るくてあまり目立たない。
では出発!と動き出すと、海部→宍喰→甲浦の間はトンネルだらけだっていうことが分かりました。
それで、トンネルに入ると車内はこうなった。
ほら、天の川が流れているーー
おおー、これは楽しいイベント列車だと、トンネルに入るたびに天井を眺めます。
乗客はチラホラでしたが、
地元の高校生がこれについて楽しそうに話していました。インタビューされたんだって。
この天の川列車と風鈴列車が、8月31日まで交互に走るのだそうです。
土・日・祝の11時から6時台の列車で、希望者はオリジナル風鈴がもらえるとか。
色々考えているんだなーと思いました。
ちょっとHPを見て、冬にあった「なごみ列車」が気に入りました。
いつもよりも速度をゆっくり走って、家にいるかのようなくつろぎの列車。
セルフでコーヒーも飲めて、ビュースポットも抑えて、
こりゃぁいいなぁと思いました。
さて、天の川列車はあっという間に甲浦駅に到着です。
こんな駅舎。鳥がいっぱい。
駅舎か。
ホームは高架なので、階段を下りてきた脇にこれがあるのですが。
この線沿いはこんな感じの駅なのか。
ここで線路がちょん切れているんです。
▲ ほら!こんな唐突な切れでいいのか。。。
ここから先は電車は通ってないので、バスを待つことにします。
バスに乗って目指すは室戸岬です!
20分ばかり待ちますが、特に何もすることもないのでフラフラ歩きまわる。
少し行けば白浜海岸があるのですが、暑い中おとなしく待っていました。
駅の売店は14時で閉まり、店員さんは帰って行きます。
その他に5、6人人がいたのですが、
みんなバスを待っているのではなかったみたいです。
いつの間にかいなくなっていた!
だから、室戸岬へ行くバスが来た時には私一人で、
室戸岬に着くまでずっと一人だったのです・・・。このバス人気ないのかなぁ。
バスは水色でかわいかったです。
そのバスが白浜海岸の脇を通って、ずーーっと海沿いを走ります。
▲ 外の景色はずっとこんな感じです
白浜海岸は砂浜だったのですが、その後はほとんどごつごつした感じです。
この辺はこんな海なんだと初体験です。
本当にこの道、国道55号はすごい。いやぁ、すごい。
バスに50分くらい揺られたのですが、あっという間でした。
室戸岬といっても、バスを降りるポイントはたくさんあるのですが、
私は「室戸岬」で降りました。
そこは室戸岬の先端あたり、中岡慎太郎像がお出迎えしてくれます。
ははは、かなりデカイです
この脇に観光協会があって、岬を眺める小さな展望台があります。
慎太郎の裏にも展望台があります。
しかし、室戸岬に来たんだから、絶対室戸岬灯台に行かなくては!
灯台への道は何となくしかわかりません。
地図上では、怪しいうねうね道が書かれています。
とりあえず道をちょっと戻って入り口を探します。
▲ 国道55号を戻る。右の岩の向こうが海。左は山だ。
ここをしばらく歩いていくと、室戸岬灯台への看板が現れます。
そこをちょこっと登ると小さな広場のようになっているのですが、
登って行く道が分かりません。
危うく左へ行ったりしたら、石碑が立っている洞窟で・・・。
葉が茂っている、右に行った分かりづらい道だったのですが。
灯台への道はお遍路さんの道でした。
途中まで第24番最御崎寺への道と一緒です。
その道が、その道がすごくて。。。お遍路さんはこんな道通っているんだと色々考えてしまった。
▲ これが入り口。分かりづらかったよ。
ここから結構登ります。20分が登るかな。
なんだか城山に来ている気分だった。
そんな道。
この7月。本当に雨が多かった。この日も雨の予定だった。
なので、道はジメジメしていて滑りやすい。登りづらい。
そう、確かに地図の絵はうねうねの道だった。
でも、ここまで大変だとは想像してなかったので、暑いし辛いしで苦しんだ。
そしてここに出る。
▲ 第24番 最御崎寺です
急にとって立派な門に出会ってビックリしました。
本当はじっくり見たい気持ちがあったのですが、
お遍路さんで来てないのにそんな事をしたら、お遍路さんに失礼な感じがして。。
ちょっとだけ見て先へと急いだのです。
ここを過ぎて左へ曲がると下り道。
その先に室戸岬灯台がありました。
▲ おおー、苦労して登ったかいがありました♪
レンズの大きさが直径2メートル60センチで、日本最大級なんだそうです。
明治32年に初点灯。
なんか、ここから海を見ているのが嬉しくなります。
空がちょっとどんよりしている感じですが、とても暑かった本当に。
しばらく眺めを堪能して、元来た道を帰ります。
あの道を降りて行ったのですが、
慎重に歩いていても、2回滑って転びました。尻もちをついた。。
きのこで滑ったんだ!
まぁ、気軽にビルケンのサンダルで来たのがいけないのですが(城に行く時はスニーカー!)、
頑張って下まで降りるしかありません。
こんな道なら、お遍路さんの草履も滑るだろうなぁ、大変だなぁと思いました。
しかし、国道55号までたどり着いて、第24番へ向かうお遍路さんに会ったら、スニーカーでした。。。。
蚊にもいっぱい刺されるから、長袖じゃないとダメなんだ。。。
一応、灯台を見るという目的は達成したので、海岸線をフラフラすることにしました。
海岸へ向かって行って振り返った。
写真の山の下にある木の建物が、観光協会の脇の展望台。
私が頑張って登って出会った灯台は、
山の頂上のちょっと左にある。
ずいぶん登ったでしょう?
室戸岬の海岸は、ゴツゴツな感じなのです。
室戸岬一帯は過去の巨大地震などで隆起を繰り返し、ゴツゴツな感じに。
本当にすごい岩肌が、驚くくらい飛び出ているのです。
こりゃぁ、地球はすごいなぁって素直に思ってしまいます。
海脇の遊歩道を歩きながら、色んな形の岩を見ます。
あとは石を拾ったり。海に行くと拾ってしまう。。
▲ 四国の右端の海を満喫しています♪
もうすこしゆっくり見てもよかったのですが、
今日、もう一つ行きたい場所があったので、先を急ぎました。
バスに乗って国道55号をひたすら走ります。
国道55号って高知まで続いているんだ。なんだか不思議だなぁ。いいとこだらけの道だ。
バスに揺られて40分。
降りた所は国道55号の途中ですから、向かって左は海、
そして右はこんな所。
▲ この道に吸い込まれていきます
なんだか夢の世界に入って行くよな、そんな道が急に現れた感じです。
ここ、吉良川の町並み。
室戸市の西部にあります。
吉良川の町並みは、土佐備長炭の主要な生産地として繁栄した町。
1997年に「重要伝統的建造物群保存地区」の選定を受けました。
そんな町、吉良川。
路地をどんどん進みたくなる、そんな古民家が並ぶ所なのです。
この石垣、いしぐろ
いしぐろは、雨風から家を守るために、河原石や浜石でつくられた外壁です。
吉良川の町並みは1キロくらいあるのですが、
場所によって色んな外壁があるのです。
歩くのがとても楽しいです♪
そしてもう一つ。
▲ いい道でしょう?吉良川の町並みから、国道55号、そして海へと向かう道です
この家の外壁についている瓦、水切り瓦といいます。
高知は台風も多く、暴風多雨地域のため、直接の雨掛かりを避けて、
壁面を保護する役目があるのです。
機能的にも、デザイン的にもステキな建物です。
こんな感じで吉良の町並みを回っていたら、時間を忘れてしまって・・・・・
バスに乗り遅れてしまいました。。
そんなわけで、次のバスが来るまでの1時間、
まだまだ町を回るのです。
ここは町並みの保存とともに、カフェがあったり、スーパーがあったりと楽しいので、
飽きることなく過ごせそうです。
(町を回る続きから。。。)
徳島→高知、キラキラの旅(2) [旅:京都より左]
▲ この電車、見慣れてきたなぁ
2010年7月15日(木)
徳島から南下している続き。
徳島に降り立って、南小松島駅、阿波赤石駅に降りて、
次に降りてみた駅は阿波赤石駅の2つ先の羽ノ浦駅です。
またまたここで降りた理由はないのですが、
ここから特急に乗り継いじゃおうかなということです。
徳島~海部間の特急に乗れるって言っても、
特急の本数Jが少ないので、考えて乗り継がないと、全く特急に乗らないで海部駅に着いてしまう。。
せっかくなんで特急に乗りたいし。
こんな感じの駅舎です
駅前、特に何もありません。
羽ノ浦からちょっと行けば色々あるようです。
羽ノ浦スポーツランド公園とか。
そこから5.2㎞の所に牛岐城跡があるようです。阿南駅からの方が近そうだ。
牛岐城は、阿波九城の一つです。
阿波九城とは、阿波国初代藩主の蜂須賀家政が設けた9つの要塞の総称です。
一宮城、撫養城、西条城、川島城、大西城、海部城、牛岐城、脇城、仁宇城の9つです。
私は阿波池田駅に降り立った時、大西城跡を見つけた。
それしか行ってないなぁ。
駅前の道に惹かれた
少しの時間、駅周辺を歩きました。
でも、暑すぎて断念。
駅の前に小さくあるお店でジュースを買ってホームで休むことにします。
いつもの旅のお供♪
特急を待ちます♪
この先にある阿南駅でも特急の乗り継ぎができたのですが、
少しでも長く乗っていたいので、ここで降りたのもある。
▲ 来ました、特急!むろと1号です。
この線の特急は、「ホームエクスプレス阿南」もありますが、そこよりも先に行きたいので。。
というか、特急の数が少ないのです。
やっぱり特急はリッチな感じがするなぁ。
旅がしゃーって進んでいる感じがする。
2つくらい前の席に60歳代のおばさま集団がいて、楽しそうに話をしています。
「やっぱり各駅がいいなぁ」とか、「次は津和野に行きましょう」とか。
とても元気です。
私もそうなりたいものです。
さて、30分ちょっとで目的地に到着です。
日和佐駅に到着しました。
あっ、そうそう、日和佐に着く前にあの駅、「田井ノ浜駅」がしゃーって見えました♪
本当に目の前が海でした♪♪
かわいらしい造りです♪
日和佐駅。
駅に着く前から、山の上にお城が見えました。
日和佐城。そこに行ってみたくて降り立ったのです。
▲ 駅前の通り。ほら、お城がニョキって建っている!
日和佐はどんな町かというと、
お城、ではなくて、ウミガメの町なのです。
駅で貰ったパンフレットでは、「ウェルかめ」の舞台地って書いてあったなぁ。
私は日和佐城の所に行ってみたかったので、道をまっすぐ進みます。
まっすぐ行くと、船だらけだった。また船だ。
▲ これはすぐ海ってことだ。海とお城♪
船と山の上の城。
こんな風景、最近見たなぁ。どこだったか。
あー、平戸城かな。
向こうの方が異国情緒あふれている感じだったけれど、この形だった。
これ、平戸。お城は山の上
日和佐はちょっとさびしい感じで。
それでも何だか気になる町。
船沿いをテクテク歩いて、内ヶ磯橋を渡ります。
すると、山を登る道ができてます。
その城山道を一人、テクテク登って行きます。
誰もいませんが、広い道なので寂しくもなく、のんびり登ります。
蝉がね、耳が痛いくらい鳴き出します。
この道なら幸せだなぁ 城は・・・これ
しばらく歩くとお城に出会うのですが、これは見たまんま、模擬天守。
名前を、日和佐勤労者野外活動施設といいます。
昭和53年に完成したものだそうです。
私は結構下調べをする人なのですが、他のHPを色々見た所、
2004年には入館料200円をとっていた。
そのつもりで中に入ったら、無料。しかも、かなり寂れている・・・・。
以前はレストランが入っていたみたい。
平成20年に運営会社が変わったよう、ということだけは分かりました。
とにかく、上へと上がって行きます。
私一人だし。誰も城に来ないのか。
一番上は展望台になっています。窓を開けてみるタイプ。
あまり展望って感じもしませんでしたが、
外を見たら、ここからの眺めが気に入ってしまいました♪
まずは海側を。
▲ 山の下に見えるのが大浜海岸。山、町、海、がいいなぁ。
大浜海岸には、毎年50頭のアカウミガメが上陸します。
ウミガメを見たかったら夜だ。近くのホテルに泊まるんだろうなぁ。
駅側はこんな感じ。
▲ まっすぐな道を行った所が駅です。電車も見えます♪
実は写真よりもっと右に、四国第二十三番札所「薬王寺」があります。
ちょっと行ってみたい気もしたのですが、
お遍路さんが一生懸命まわっているのに、何となく行ってはダメだなぁと思ってやめました。
そして、ちょっと左あたり。
▲ 船がきれいにとまっているなぁ
なんだかとってもきれいな町なのです。
駅の向こう側からこっちも見てみたかったなー。
そう、日和佐城の遺構とかはよく分からなかった。。
日和佐城は室町時代に日和佐の豪族、日和佐肥前守が
阿波の南部進入を目指す長宗我部勢を防ぐために、この地に城を築いたと伝わっています。
「日和佐町郷土誌」のコピーがあったので、いただいてきました。
こんな日和佐の町。
結構気に入った。
ここまで徳島をめぐって、徳島っていい所だなぁって本当に思いました。
さて私、ここから海岸に行ってもよかったのですが、
のんびり見る時間がなかったので、
町をフラフラして、線路の向こう側の「道の駅 日和佐」へ行ってみることにしました。
なんかいいものないかなーっと思って。
そしたら足湯があった。
いやぁ、いいね
ここまで本当に暑かった。
今、私の足の甲は普通だが、
旅から帰ってみてみたら、サンダルのバンドの跡がくっきりついていた位。
それくらいこの旅は暑かったのです。予想に反して・・・・。
なので、ここまでも辛かった。
この足湯に助けられたって感じです♪
亀の甲羅の形のせんべいを買って、日和佐駅を出発します。
今度は牟岐線の終点、海部駅を目指します。
乗客が少ないため、どの席も座りたい放題。のんびりと揺られます。
そんな中、牟岐駅に電車が止まる。
なんと、ここで20分くらい休憩みたい・・・。
それなら駅前散策に行くかぁ。
▲ 駅前は何もないけれど、南国な感じでした
ちょうどお昼時なので何か買おうと、駅の近くの小さなお店に行ったけれど微妙。
ちょっと大きな道路の向こうのスーパーへ物色に行きました。
旅先のスーパーに行くのは好きです♪
ウロウロして、お寿司を買うことにしました。
気軽においしそうなお寿司が
他にも、太刀魚やイワシやサバなどのお寿司がありました。
まだ時間があったので、電車の中で食べます。
酢がきいていておいしいです♪
何だか旅慣れた人のようになってきたなぁ。。
さて出発。
乗客は3人です。
海部駅までは駅4個。
あっという間に着いてしまうのですが、海部駅の手前に有名な?トンネルがあります。
そこを通るのをとても楽しみにしていました♪
あの「だれも知らない四国の右下」にも載っています!
そのトンネルを待ちかまえて、一番後ろの窓から外を眺めていました。
あーーっという間に。
▲ これ。これです。有名かなぁ。
なんだろう?っていう感じのトンネルです。
トンネルを掘った後、山が雨で流れてしまってトンネルだけになってしまったらしい。。
海部駅のホームからも見えるので、下へと降りる階段からも見てみる。
▲ 高架の上にモシャモシャ頭のトンネルが♪
ここ海部駅から乗り換えです。
乗り換えと言っても、向かい側のホームに行って阿佐海岸鉄道に乗り換えるのです。
阿佐海岸鉄道は、海部駅→宍喰駅→甲浦駅、、、、だけ。
乗っている時間は11分です。
どんな電車が来るのかなぁ。とっても楽しみだ♪
待っていたら、こんな電車が来た。
▲ 天の川のプレートが付いている
これに乗って甲浦駅まで行ってバスに乗るんだ。
そしたらとうとう室戸岬に行ってしまうんだ。
ますます南下。
(まだ南下してつづく。。。)
徳島→高知、キラキラの旅(1) [旅:京都より左]
この旅は、どこから思いついたんだろう。
今年の夏はどこに行こうかなぁと考えていて、
休みを18切符の使える7月20日以降で出したのに、
休みがそれより前になってしまって悩んだところからだったような。
どうしようかなぁと思って色々調べて見つけた。
この切符です!
徳島・室戸・高知切符です。
徳島から南下して、室戸岬を通って高知まで行ける切符なのです。
徳島駅から海部駅の間、後免駅から高知駅の間は、特急にも乗れます♪
その間、何回降りてもいいのです(ダメた所もある)。
ただし、進むのみ!戻ってはダメな切符なのです。
18切符を使ってこの辺りを回ろうかなぁとは思っていたのですが、
阿佐海岸鉄道、甲浦から奈半利駅までのバス、土佐くろしお鉄道(ごめんなはり線)と乗るので、
JR以外の部分が多いため、この切符の方がお得な感じがします。
休みが取れたのが7月15,16日。
この時期、雨がとても多かった。。
天気予報は2日間とも降水確率が60パーセントくらいだった。
でも仕方がない。旅とはそういうものだ。
初めての場所に行くのがとっても楽しみです♪
2010年7月15日(木)
いつも通り、前日に新宿駅から高速バスに乗ります。
目的地は徳島です。
大阪で第一陣が降りた後、バスは徳島へと進むのですが、淡路島を通って行くのです。
初淡路島。確かにこっちを通った方が近いなぁ。
朝6時過ぎにカーテンをめくって外を覗くと、嫌な感じの色です。
ほら、どんより空だ
まぁ、そのうち雨が降るんだろうと思いながらバスに揺られ、
予定時間よりも少し早く、徳島駅に到着しました。
徳島駅、久しぶり!
徳島・室戸・高知切符は四国に来てから買う。
駅の裏側に行けば徳島城なのですが、
せっかくこの切符を買ったので、ちょっと色々駅を降りてみるプランにしました。
そういうわけで、休む間もなく電車に乗り込みます。
平日の朝7時過ぎの電車は、学生でいっぱいです。
電車は混んでいます。そんな時間なのです。
まずは徳島駅から6つ目の南小松島駅で降ります。
こんな駅舎です こんな電車です
旅行冊子を見て、降り立ってみようと思っていたんだと思う。
海もあって、電車もあっての南小松島。
どんな町なんだろう。
駅からテクテク歩いて行くと、ちょっとびっくりしたのが青いこと。
▲ 別にいいのか。でも、信号機が全部青い柱なので新鮮な感じがした。
こんな小松島の町をテクテク歩いていきます。
この先にある小松島港は、かつて四国の東の玄関口として栄えました。
しかし、1985年に国鉄小松島線の廃止、1993年に小松島フェリーの廃止、
さらに、和歌山から出ている南海フェリーが徳島港に発着するようになって、
ちょっとさびしくなった・・・とのこと。
そうかもしれないけれど、
私は初めてこの町を訪れて、初めての町並みを見て結構楽しんでいます♪
しばらく歩くと、神田瀬川にぶつかります。
すぐ近くに港があるからか、とっても海な所です。
本当に船がいっぱいです。
▲ 船だ!わーい♪
ちょっと左に行って、千歳橋を渡ります。
南小松島はこっちの方が駅前よりも賑やかです。
橋を渡って右に入って行くと、こんな感じの水路になります。
近くにネコがたくさんいた!追いかけたら逃げた。。
外開川です
ここの脇を歩いてちょっと行ったら、
急に電車が現れました。
▲ SLが急に現れてびっくりした!
ここは小松島ステーションパークです。
旧小松島駅のところが公園になっているのかな。
国鉄小松島線が廃線になって、JR中田駅からここまでの線路跡が遊歩道になっていました。
テクテク歩いてみたいなぁ。
ああ、ちなみに、「中田」は「ちゅうでん」って読みます。驚いた。
保存されている車両を見ながら朝ご飯を食べることにしました。
ここへ来る途中、コンビニでパンとコーヒーを買ったのでした。
知ってますか?ぼうしパン。
じゃぁぁん、です
帽子の形をしていて、つばの部分が甘い生地になっているやつ。
それのつばの部分だけが売っていました!
メロンパンも甘いクッキー生地を先に剥いて食べる人なので、
ぼうしパンのみみだけが食べれるなんて、夢のようで買ってしまいました♪
こんな風になっているのです
あの白いベンチで朝ご飯を食べました♪
公園の周りには踏切があったり、車輪で遊歩道が作ってあったりと
とても楽しい公園になっています。
その踏切の向こうにもう一つ公園があります。
SL広場の隣はたぬき広場です。
ここ小松島には、阿波狸合戦の話が伝わっています。
だから、狸が結構たくさんいる。
郵便ポストの上にもいたなぁ。
そして、すべての狸の主のように、公園で幅を利かせている狸がいるのです。
▲ 世界一大きなたぬきです。後ろに滝をしょっています。
公園にバーーンと立っていたこれ、2階建ての家くらいの高さがあります。
これを見て、すごい町だなぁって思いました。
いやぁ、本当にすごい。。
このステキな公園に沿ってテクテク港の方へ歩きます。
この辺は本当に整備されていて、爽やかなステキな道になっています。
公園でゲートボールをやっているお年寄りがたくさんいたのですが、
近くには保健センターもありますし、
福祉に厚いところなのかな。大事なことです。
その保健センターを越えていくと、しおかぜ公園があります。
そして、海。
▲ 海っていいね
南小松島駅を降りて1時間位の散策でしたが、町歩きの楽しい所でした。
帰りは千歳橋よりも手前の八千代橋を渡って駅へと向かいます。
そこからたくさんの小舟を見て、もう少しこの町の雰囲気を味わいます。
さて、南小松島駅から電車に乗って、今度はどこで降りましょう。
なぜか隣の阿波赤石駅で降ります。本当に何となくだ。
地図で見たら、南小松島に続いて、海が近いかなぁって思ったからだったと思う。
そう、だから何も考えずに降りて、1時間ほど散策してみようと思ったのです。
電車を降りて、ホームに降り立ったら
ホームの雰囲気に見惚れてしまった。
▲ 左側は木が生い茂る山。その緑と駅舎がいい感じです。
ホームをこのまま進むと、トンネルが見えます(そこをくぐってっきたのですが)。
向こう側が見える、小さなトンネル
駅を出てみると、駅前っていうのはないのですが、
大きな道路に出るので、そこを南小松島駅方面に少し歩いてみました。
すると、このトンネルの反対側が見えます。
このトンネル、山の端っこにあるってことなのかな?そんな感じ。
そこには微妙な踏切があった。
手動の踏切って、大丈夫なのか。。。
遮断機、超短いし。
道もだいたいの作りだし。。
こんな阿波赤石駅、特に何もないと思いながらも、
海がありそうな方向にテクテク20分ほど歩いてみることにしました。
それが、、、いっこうに海は現れないのです。
それもそのはず、海側は工場で埋まっています。
私が歩いた道をまっすぐ行くと、海は見えますが、自衛隊の小松島航空隊にたどり着きます。
反対側は山に囲まれた水田だし。
それに何だか暑いしで、特に何もなく、汗をかきながら20分歩いて戻りました。。
はい、駅舎 おかしい、、青空になってきた
駅に入って電車を待ちます。
壁に貼ってあるポスターなどを見て時間を過ごします。
あっ、これ、この駅に止まりたい。
わー、臨時駅だ♪
夏の海水浴だけのための駅です。
あー、今日は15日。17日からなのか・・・。残念です。
駅の路線図を見て田井ノ浜駅がどこにあるのか見たのですが、分かりませんでした。
どこなんだろう。。。(後で分かった)
無人駅なので勝手にホームに入ります。
トンネルの方を見ている、あの小さなトンネルから電車がやってきました♪
▲ 短いトンネルを抜けてやってくる電車にワクワクします♪
徳島に降り立ってからまだ少ししか進んでいないのに、
なんだかとってもたくさん歩いた感じです(実際歩いたのですが・・・)。
JR牟岐線に乗り込んで、今度はどこで降りようか。
まだまだ室戸岬にはたどり着きません。。
(予報外れて、暑い旅はつづきます。。。。)
念願!岡山かな?広島かな?の旅(終) [旅:京都より左]
▲ 翁山から上下の町並みを見る
2010年3月28日(日)
上下の町のつづき。。
翁山に登っております。
町を歩いてから町全体を眺めると、「あっ、あそこ通った!」とか分かっておもしろい。
だからずっと見ていたかったのですが、山を下りることにしました。
下りるのは早い。
あっという間に下山という感じです。
行く時も通った善昌寺の前を通り、細い道を下ります。
細くて下るって、いい
先程見た道を通って駅へと向かいました。
もう朝もいい感じの時間になったので、駅の売店が開いていました。
せっかく上下に来たのだから何か買っていこうかなと思って売店へ。
上下では何が有名なんでしょう。
色んな物が売っていたのですが、
とても惹かれた名前があって手に取ってみた。
・・・つちのこ饅頭だ
上下はつちのこが有名なのかしら?
「つちのこ饅頭」と「上下街道」というお菓子を買うことにしました。。
電車に乗って終点三次まで行きます。
▲ 三次行き。奥に見えるのが、さっきまで登っていた翁山です♪
福塩線は、福山と塩町とを繋ぐ電車ですが、芸備線の三次が終点となっています。
上下を出発した電車は、ちょっと下りな感じ?
峠を下りる感じがしました。
上下から三次までは1時間弱かかります。
三次、三次。
本当は山陰本線の江津駅から出ている三江線で訪れたかった。。
三江線は、時刻表上ではうねうね路線になっているのですが、そんな感じなのかなー。
昨年の夏、木次線に乗ったから、近いうちに三江線に乗りたいなぁ~、
そんなことを思ったりしながら電車に揺られていました。
とうとう、三次駅に到着。
おおー三次。三次。
今度は芸備線に乗り換えて広島駅を目指します。
乗り換え時間はちょっとしかなかったのですが、
ホームにあった駅のスタンプをえいっと押しました。
なんだかんだ言って、やっぱりここに来れたことはうれしいなぁ。
芸備線に乗り換えて、広島までは1時間25分揺られます。
芸備線は広島から三次を通って伯備線の備中神代までを繋ぐ159.1キロです。
結構な距離ですね。
ただただこの距離を走っているのではないのです。
芸備線は三次で三江線、塩町で福塩線、備後落合で木次線へと繋がる、
なんてステキな路線なんだ。
▲ 結構晴れている。こんな景色だった。
私は昨年、木次線からの乗り継ぎで、備後落合~備中神代まで乗っていて、
今回、三次~広島まで乗るので、
あとは三次から備後落合まで乗るだけだ、
しかし!備後落合辺りの乗り継ぎが悪い。
きっちり考えていかないと、3時間待ちも当たり前だし・・・・。
三次から広島までの芸備線は、
最初はのどかでのんびり。それがしばらく続きます。
だから、ウトウトしていたわけではないはずなんですが、
気づいたら結構進んでいた。。
▲ こんな感じの景色だった。しかしここはどこだろう。。。。
なんだか記憶が薄いです。。
気づいたら家が多くなってきて、広島駅に近くなっていて、
あっという間に広島駅に着いてしまいました。
ちょっともったいない芸備線だったなぁと後悔しました。
旅は終わりに近付いているけれど、
せっかく広島に来たのだから、広島城に寄って行くことにします。
2回目の広島城です。
以前行ったのは何年前か。
広島城の天守から眺めた先に、広島球場があって、
横浜戦がやっていることに気づき、慌てて広島球場に行ったんだった。
前田の2000本安打の記念のポスターを貰ったんだった。 →その旅はこちら♪
先に広島城天守・・
広島電鉄で紙屋町西まで行きます。
そこから城を目指してテクテク歩きます。
地下道を通って地上に出ると、もう二の丸はすぐです。
▲ 御門橋を渡って表御門をくぐると二の丸です
広島城の二の丸は平成6年までに復元されました。
広島城についてはあーだ、こーだあるのですが、
天守の中に入って広島を眺めて、
くずれている石垣を見て満足して帰ることにしました。
駅から近いお城は、行きやすいのでまた訪れることでしょう。
旅としての広島はまだまだです。
毎回、宮島は次に!きちんと考えてから!と思っていて、なかなか行けません。。
山陽本線に乗って岡山に戻ることにします。
お空がどんよりしてきました。
まだ行っていない、マツダスタジアムを横に見ながら岡山へ。
どんよりすぎて分からない
広島―三原間の眺めが好きなので、3時間弱、飽きることなく電車に乗ります。
16時過ぎ、岡山駅に降り立ちました。今回の旅では3度目の岡山駅。
この時間からなら岡山城に行きましょうか。
岡山に着いた時には雨が降っていました。
しかし、私が岡山城に着いたら晴れになっていた。。
▲ ステキな青空です♪
岡山城へも路面電車を降りてから地下道を通ってお城まで行きます。
岡山城の対岸に後楽園があって、とてもステキな感じです。
岡山城周辺は見る所がたくさんあります♪
2度目の訪問ですが、今回は特別展がやっていました。
『幕末の動乱 会津と長州 そして岡山』
というものです。
この特別展は、維新後、岡山区長などを歴任した会津出身の手代勝任に関する資料が見つかって
そのことから、幕末の動乱と岡山藩、備中松山藩の動きを紹介したものです。
私はフラフラ旅をしてばかり、ましてや城もたくさん行くので、
どうしても幕末の歴史にぶつかります。
まだ、そこに深く入り込めないでいるのですが、
それでも特別展、色々考えた。
今回の岡山城訪問はとてもよかったです♪
そんな感じで満足して岡山城を後にします。
桜、きれいでした♪
岡山駅でちょっとお土産を買って、いつも通り、また電車に乗って京都を目指します。
なんでかというと、そこから高速バスに乗った方が安いから。。
そうすると、今日は電車に乗っている時間がずいぶん長かったなー。
いや、10時間くらいか。まあまあだ。
今回の旅、岡山?広島?の旅でした。
岡山からぐるっとして岡山な旅なのですが、
念願かなって、備中高梁と上下に行けたのがとてもうれしかったです♪
そして、福塩線と芸備線にも乗ったし、心残りはありません。
しかし、旅するたびに行きたい所は増えていく。
新たに行きたい場所が出てくることと、再訪問したいという思いと、
今度は別ルートで訪れたいということと、旅への思いが尽きることはありません。
今回もとても楽しい旅でした♪♪( おわり )
念願!岡山かな?広島かな?の旅(4) [旅:京都より左]
▲ 2日目はこういうことなのです
3月28日(日)
前日、福山のビジネスホテルに泊まりました。
念願叶い、備中松山城へ行くことができ、満足して一日を終えました。
福山に来ている時点で、この旅は岡山から広島へと移っているのですが、
今日はここから旅が始まります。
昨年の秋に備中高梁への旅を断念したのですが、
その時に合わせていこうと思っていた所へ行きます!やったー!
その場所とは上下です。
まだ暗い中、ホテルを出て福山駅へと向かいます。
コンビニで朝ご飯を買って、電車に乗り込みます。
黄色いボディです 誰も乗っていません
これは福塩線です。
以前、井原鉄道に乗った時、ほんのちょっとだけ乗りました。
福塩線のホームは、一番福山城に近い所にあります。
昼間だったら、目の前にお城が見れて、何ともいい景色なんでしょうねーー。
府中行き。
府中で必ず乗り換えなのです。
昨年の秋は、この府中に一日目の宿をとっていた。なんと2500円の宿。。。
そんな府中は今日は乗り換えだけ。
その先の上下駅を目指します♪
5:51、出発です。
乗客はパラパラだ。
府中駅までは40分くらいで着いてしまいます。
▲ あー、電車が来たー
6:32 府中駅。
府中での乗り換え時間は2分。
ちゃちゃーと乗り込みます。
ここから上下駅までは1時間弱だなぁ。どんな感じなんだろう。。
府中を過ぎるとなんだか上り坂みたい。
芦田川が右に行ったり左に行ったり、のどかな眺めです。
こんな感じの車窓だ ここら辺、両側、山!
中畑駅の3つ先の、備後矢野駅で電車は少々止まります。
私の目指している上下駅は次なんですが・・・。
ちょっと駅舎でも見てこようかな。
備後矢野のホームは最初の写真な感じ。
そして、駅舎を外から見てみようと、駅を出ると、素敵な絵にビックリした。
▲ 時代を間違えちゃったのかと思いました
何て素敵な駅なんでしょう。
ここでの時間をくれてありがとうって本当に思いました。
さてさて、また電車に乗り込み、7時28分、上下駅に到着です。
何て簡素な駅!
上下ってどのくらい知名度があるのでしょうか。
ここは広島県です。府中市です。
私は何で知ったのかなぁ。
最初は桃鉄というゲーム上にこの駅があって、それで気になったんだ。
峠の上にあるってことで上下。
それから、ここの前まであった川は「芦田川」、
この先は日本海に流れる「江の川」で、その境になっている
分水嶺地点であることが上下という地名の由来となっているらしいです。
そんな町、上下。
名前につられてやってきた感はあるけれど、
ここにはたくさんの歴史があるのです。
まずは歩いてみよう!
駅を出てまっすぐ行き、右へ曲がると、
もうそこにはステキな町並みが広がっています。
▲ うわぁ、人っ子一人いないよ
朝の8時前、ほとんど人に会わなかった・・・。日曜だしなぁ。
何だか気になる商店街って感じです。
古い看板がたくさんありました。
ここは旧石州街道。
この道を少し行くと、白壁の道となり、白壁となまこ壁が見られます。
この道歩きたい♪
現地のパンフレットによると、
ここ上下は、幕府の天領として栄えたそうです。
備後・備中五万石を支配する代官所が置かれ、
中央の文化がいち早く伝わった場所なんだそうです。
そして、石見銀山からの銀の集積中継地だったのです~。
街道の町並みを朝早く見に行くと、
本当に私一人だけだ!ってなることがよくあります。
ここ上下でもそんな勢いで進んで行きます。
十字路に出ます。
▲ この写真の路地から左に曲がってきた。
あのぴょんと出た建物は、明治初期に建てられた旧警察署。あれは見はり櫓なのです!
この翁橋を渡りました。
こちら側にも町並みは続いています。
▲ 早朝ではなくてお昼近くだったら賑わっているんだろうなぁ
この道沿いには、末広酒造資料館や旅館、
奥の十字路の先に翁座があります。
翁座は、大正期に建てられた芝居小屋で、集会や芝居・映画の上映等が行われていたそうです。
翁座からくるりと戻り、翁橋を渡って進みます。
橋を渡ってすぐ左に曲がって旧郷宿跡辺りを歩きます。
郷宿とは?
上下は昔から陣屋町で、郷宿を含め上下にはたくさんの宿があったそうです。
旅人は上下までやってきて泊まったそうです。
郷宿の特徴は、うだつ・虫篭窓等です。
そんな家々を見ながら歩いて行くと、ちょっと道が細くなり、
昔の雰囲気をそのまま感じることのできる道が続くのです。
大きな道路とぶつかります(翁座から続いている道)。
ここは車の量が多い。
道路のことは詳しくないですが、この道は福山・尾道方面に行く道路らしいです。
この道路をさらに福山方面に歩いて行くと、天領代官跡があります。
そしてこんな看板が。
そうなんだーー
うーーん、地名の由来ですね。
私は日本列島の背骨の上にいるんだ。。
そんなことを思いながら道を進んで行きました。
そして駅で貰った地図を見ていると、それには道がと切れながら書いてあるのですが、
翁山とありました。
・・・なんだか城跡なんだそうです。
むむむ、気になってしまう。。。
「翁山、こっち」みたいな看板の所を左に曲がって細い道を行きます。
そこをテクテクちょっと上りで歩いて行くと、左手に善昌寺が見えてきます。
▲ 鎌倉時代の建物である座禅堂が残っている。それにしても惹かれるお姿。
さらに歩いて行くと、ちょっとした分岐点になっている。気にせず山沿いに歩いていけばいい。
すると、広い所に出ます。
ここまででいいかなとも思ったのですが、山への道があったので登ってしまった。。
山道。
誰もいません。
何も計画なしに山を登っているのはどうなのかとも思ったのですが、
足を止めることができません。
道は舗装されていて、登りやすかったし。
うっそうとはしていますが
しばらく登っても山頂にはたどり着きません。
20分登って着かなかったら戻ろうかなぁと思いながら登っていました。
登ってしばらくは景色というものはありません。
山の外側が分からない。
でも、視界が開けます。
なんだか私を呼んでいるようで・・・
そこには簡素な展望台がありました。
迷わすちょっと不安定な木の階段を上って展望台の上に建ちます。
すると、そこには上下の町が広がっていました。
▲ 山の中にある、ステキな町♪
しばらくここに佇んでいました。
そのくらい、わぁぁって思った景色なのです。
翁山の山頂はあと少し先です。
先に山頂だ!と思って、また少し登って行きました。
そして、到着。
中国山地展望台って、すごい 間違いなく城跡でした
翁山城跡は、1340年に長谷部信吉が築城した山城の跡です。
関ヶ原の戦いの後、、毛利氏が萩移転に伴い、同じく移転して廃城となりました。
本丸の後にはテレビ塔が立っています。
この翁山は、12月の終わりから正月にかけてイルミネーションが点灯されるのだそうです。
結構有名なのかな?
上下の町と一体となっている山なんですね。
さて降りよう。
テクテク降りて行きますが、やっぱりあの展望台に乗りたくて、寄りました。
肉眼だとあんな感じで見えるのですが、
カメラで寄ってみたりした。
▲ 家々の感じが分かるかなぁ。この道は旧石州街道、白壁の道。
見ているのが楽しかった。そんな町でした。
さて、駅へ向かって電車に乗って、旅を進めようかな。
(この次でおわり・・・・・)
念願!岡山かな?広島かな?の旅(3) [旅:京都より左]
▲ これが備中松山城の天守です♪
3月27日に備中松山城を訪れた続き。
腹ごしらえをして、300円を払って中に入ります。
入って左手に復元の六の平櫓があります。
中は展示物と映像が見れるようになっています。
六の平櫓の脇には、無料のお茶があります。おおーすごい。
右手にある五の平櫓は管理棟のようになっています。
係のおじさんがとてもいい人で、「写真を撮った方がいい」と言って、
天守をバックに記念写真を撮ってくれました。ありがとうございます♪
これは天守の中です これがお茶のコーナー
天守は国指定重要文化財で、木造の二層二階の建物です。
とっても温かみのあるお城です。
二の丸を覗き見してみました
備中松山城って歴史は古く、鎌倉時代までさかのぼります。
ここの山は臥牛山。
大松山、天神の丸、小松山、前山の4つの峰からなっており、
備中松山城は小松山の山頂に建っています。
この奥には大松山城跡があるのですが、今回は行きませんでした
いつの日か訪れたいと思っています。
天守の裏の二重櫓を見たり、復元の本丸東御門を見たりして、備中松山城を堪能♪
▲ このうねっとした土塀が最高です!
本当に帰りたくなかったのですが、ちょっと曇ってきたし、
山を降りることにします。
名残惜しく、何回も何回もあの石垣を振り返ってみました。
ふいご峠まで降りてきて、また遊歩道を行くか、舗装道路を行くか迷います。
遊歩道の「猿注意!」は結構怖かったので、帰りは舗装道路を行くことにしました。
地図上で見ると、遊歩道の方が楽な感じでした。
自転車が置いてある中州公園まで、けっこうな距離だったなぁ。。。
山を降りるとこんな道
30分以上は歩いたかな?
やっと自転車の所に到着。
自転車に乗ってしばらく走って踏切を渡ります。
商家資料館等がある本町通りです。
▲ 素敵な町並みだったなぁ
古い商家の並ぶ道。よく整備されている素敵な町並みでした。
備中高梁は、備中松山城だけではないのです。
見る所がたくさんあって楽しい!そんなワクワクな感じで自転車をどんどん漕いで。。
本町通りを抜けると、紺屋川にぶつかります。
ここはかつて備中松山城の外堀の役割をはたしていたそうです。
そして、日本の道100選にも選ばれています。
ここを山へ向かって走ると、柳や桜が並びます♪
ちょっとだけ桜が咲いていました!
ここをまっすぐ行くと素敵な教会があります。
そこを右に曲がると郷土資料館。
そしてまっすぐ進んで踏切を渡って道なりに行くと、
私が見たかった石垣があった。
思い描いていたよりもでーーんとあった。
▲ 目の前に現れて、本当だったと嬉しくなった♪
ここは左から薬師院、松連寺となっています。
薬師院は、『男はつらいよ』のロケ地となったそうです。いい場所だぁ~。
松連寺は1657年、市内奥万田より備中松山藩主水谷伊勢守勝隆公により移築されたもの。
備中松山城の防衛線として造られたものだそうです。
本堂右にある観音堂には秀吉が朝鮮出兵をした文禄の役の総督、
岡山城主宇喜多秀糸の御座船の格大芹と船戸があるとのこと。
ステキだなぁ。
もうちょっと寄ってみる。
▲お寺なのでお墓もあるけれど、やっぱり見に来たくなる所だなぁ。
やっぱり私、石垣が好きだなぁ。
備中高梁、本当にステキな所だ。
旅先でステキな町にたくさん出会う。
そんな町を上から見てみたいなぁって思ったりするけれど、見られない町もある。
ここ、備中高梁はお城があるから、お城があるからだ、
町を見下ろせる場所があるんだ。
ここの石垣の上からも町を見渡せるし。
そうだ、城だ。
この前行った佐伯城址からの眺めも最高だった。
あー、越前大野城からも、犬山城からも、平戸城からもステキに町並みが見られたなぁ。
ちょっとそんなことを考えてしまいました。。
あれが城山かなぁ 薬師院の階段からの眺め
満足して自転車で戻ります。
備中高梁の町をひと通りフラフラしたかな。
とてもいい町だ。
また来たいと思いました。もう一回備中松山城に登りたいなぁ。
まだ午後の真ん中くらい。
この後の予定は全く立てていませんでした。
行きたい所は色々ありますが、何だか天気も怪しくなってきて、ちょっと疲れて、
積極的に考えられません。
とりあえず、倉敷から乗り換えて、福山へ行くことにしました。
何故行くかというと、もう一度福山城に上ろうかなぁと思ったのと、
その後に鞆ノ浦に行こうかとも思って。
福山城は駅から見えるお城です♪
以前に2回行ったことがありましたが、桜の季節は初めてだし、、、
ちょっと行ってしまいました。
駅から出てすぐに福山城公園はあります。
屋台がたくさん出ていて、お店は(人は・・・)とても賑わっていました。
▲ 白いお肌の福山城です
200円払って中に入ります。
中は「福山の歴史と文化」の展示になっています。
地下から中4階展示場まで、甲冑から化石までたくさん展示してあります。
家族連れが多く、たくさん子どもがいて、お城の中は賑やかでした。
1619年、徳川譜代の臣、水野勝成が備後10万石の領主となりました。
天守は昭和41年に復元。
伏見櫓は重要文化財になっており、
あの伏見城から将軍徳川秀忠が移建させたものです。
そんなお城。
私は天守閣の中を見て、
桜見て、石垣みて、城の周りをぐるぐるして。
そして・・・・、その後鞆ノ浦に行こうと思ったんだけれど、曇っているし、疲れて、
今日はもうゆっくりすることにした。
しかし、この後色々迷ったこともあって、
何故か、福山から岡山に行ってみて、
また岡山から福山に戻ってきた。合計岡山―福山を2往復したってこと。訳がわかりません。。
そしたらこうなった。
福山城のライトアップ
この日、岡山のホテルは全部満室で、福山に持ってきて、
福山城の前にあるビジネスホテルに泊まったのです。
中身が薄い一日だったかな?(2日目に続く・・・)
念願!岡山かな?広島かな?の旅(2) [旅:京都より左]
▲ ここ。ここに行って来たんだー。
3月27日の続き。。
備中高梁にやってきました。
こんな駅なのです
たくさんの人がこの備中高梁駅に降り立ちました。
観光で来る人がたくさんいるのです。
私は前もって調べてレンタルサイクルで回ると決めてきたのですが、
駅でどうしようか迷っている人がたくさんいました。
ご高齢の観光客が多くて、観光タクシーにしようか、
どうやって回ればいいかと、観光案内所の人に聞いていました。
観光案内所の人も高齢の方なのですが。。。
備中高梁の町並みを見るのにはちょっと歩くので、
足腰に自信がない方はタクシーがいいのかな。
そんなことを言ったら、備中松山城はもっとすごいことになってしまう。。。
それから、私がものすごく行きたい場所、吹屋行きのバスも出ています。
いつの日か行きたい。
レンタルサイクルに乗ってフラフラと城見通りを行くと、
おおーー!と目を引くものが。
▲ これだけ見ても、備中高梁、いい町って思ってしまう
曲がりたい道はたくさんあるのですが、
まずは備中松山城だ!と城を目指します。
そうは言っても気になっちゃって。
紺屋川を越えると、何だか人だかりがありました。
ちょっと耳を澄ましてみると、ロケ地を回っている観光の人たちのようです。
高梁高校があること辺りは、映画『バッテリー』のロケ地だそうです。
他にもあって、何と行っても寅さん、『男はつらいよ』のロケ地が有名な感じです。
▲ ここを進むと高梁高校。御根小屋御殿跡辺りなのです。
ここの道の先もいい場所で、
線路を見下ろせる石段が気に入っています♪
もっともっとゆっくりしたかった。線路を渡った向こうの桜もよかった・・・。
また戻って道を進みます。
進むのですが、坂なんです。自転車は結構つらいです。
でも、立ち漕ぎをしてどんどん進みます。
結構キツイ道のりです
途中で右に曲がると武家屋敷があるのですが、
行くのを我慢して城を目指す。
▲ 微妙な坂。まだまだ進みますよーー。
ここをもっと進むと2つに道が別れますが、左に行って中州公園目標に。
振り返るとこんな感じ
備中松山城へ行くには、行き方が色々あります。
もっともっともっと進んで、
城見橋公園の駐車場から、ふいご峠の駐車場までシャトルバス(土・日)で運んでもらう方法。
(そこからまだ登りますが・・・)
同じく行って、ふいご峠を歩いて行く方法。
そして、中州公園の所にある遊歩道を行く方法。
とにかく、ちゃーーとはいけないのです。
私はこれが一番いいんじゃないか、近いんじゃないかと思って、遊歩道を歩いて行くことにしました。
入口に自転車を止めて遊歩道を入って行きます。
▲ この中に入って行くのか。大丈夫なのか。。
午前中、天気が良いので道が輝いていますが、
独りでこの中を進んで大丈夫なのか、ちょっと不安が募ります。
どんな道かも分からず進むって、結構ドキドキする。
ここはまだいいんだ
なだらかな登り、階段が続くのですが、まあこのくらいはよくある。
しばらく行くと、全く出口へたどり着かないことにドキドキとなります。
思ったよりも長い遊歩道だ。
そして、全く人がやってこないので、疲れてきているのに早足になります。
それは、看板のせいもある。
この道、大丈夫かなぁと思ってきた辺りで、「猿に注意」とか、
「猿にあっても目を合わせてはいけない」等の看板がたくさん出てくるのです!
そんなこと言われてもどうすればいいのでしょう。
一人でどうすればいいんだーー!って思った時、上に自販機が見えた。
あー着いたんだーと嬉しくなりました♪
一人遊歩道を歩いて30分くらいかな?なんだか疲れた。。
階段を上って自販機脇の案内板を見ると、ここがふいご峠(290m)の駐車場でした。。
備中松山城はまだ上にあるのです。
備中松山城は、標高430メートルの所にあります。
天守現存の山城としては随一の高さを誇るのです。
日本三大山城の一つです。
ちなみに、残りの日本三大山城は、高取城と岩村城です。
ここでへこたれるわけにはいきません。
頑張ってん登ります。
ふいご峠の所からは舗装の道でも上がれるのですが、
引き続きの道を登って行きます。
今度はこんな道
うーーん、さっきの遊歩道よりもいい道だなぁ。
もう辛くはありません。
ふいご峠を越えると、結構人がいました。
一緒になって進んで行くのですが、また本当にステキな道。ステキな石段。
景色も見えるようになってきます。
石段がステキすぎて
この石段を登ると中太鼓の丸跡(355m)があって、その上に登る。
もやっていますが、こんな景色です。
▲ ずいぶん登ったなぁ
結構うれしくなります。ここまで来た甲斐がありました♪
だいたいみんな、シャトルバスでふいご峠まで来て、そこから登っていますが、
下の遊歩道から登ったら、もっと感慨深い景色になるのです
まだ登りますよ。
私は大丈夫な感じになっていますが、
ステキな立て看板に励まされて登るんです。優しい言葉だーー。
ありがとうございます はい、分かりました
本当にそう思います 感無量であります
こんな感じです。
城主に「よくぞまいられた」と言われた!
そこからの景色が最初の写真、大手門跡枡形虎口なのです。
みんなここでビックリします。
こんな石垣群になっているなんて、本当にびっくりだ。
登場坂の周囲10mの巨大で切り立った岩壁、圧巻です。
難攻不落の名城ですね~。
そしてウキウキしながら登って行くと、三の丸跡に出ます。
▲ 三の丸から見たステキな石垣
登るほどに嬉しくなります。
いやぁ、備中松山城、あっぱれだ。
▲ 左から六の平櫓、五の平櫓、天守閣です
二の丸から天守を眺める。
あー、登ってきた甲斐があったよ。本当にそう思う。
あー、お腹がすいたーー。休憩するーー。
天守を眺めながらお昼ご飯を食べたのでした♪
日本人な感じ♪♪
(備中松山城の続きからつづく・・・)