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九州の旅☆再び→南下する(4) [旅:京都より左]

648.JPG
 ▲ 3日目はここへ行ってきました♪


 1月10日(日)

前日に飫肥から6時間かけて大分へ。
それは、旅の3日目に豊後竹田に行くためです。

そう、九州の朝はちょっと遅い。
まだ薄暗い中ホテルを出て、6時41分の豊肥本線に乗ります。
豊肥本線に乗るのは初めてです。
大分と熊本をつなぐ、阿蘇山が見れる線です。
特急だったら、九州横断特急です!
あー、いつの日か乗ってみたい。。

のんびりと1時間ちょっと揺られると、豊後竹田に到着します。

 7:58 豊後竹田駅
駅に降り立って驚く。
石がごつごつした山がそびえたっていて、滝がながれていたり・・・。

2010011007590000.jpg そして、駅にあったこれ

そう、豊後竹田は「荒城の月」です。瀧廉太郎です。
駅も風情があってステキでした。

改札を出て、駅を振り返ってみると、またその素敵さに心奪われてしまいました[ぴかぴか(新しい)]

661.JPG 駅と岩山に圧倒される

そう、あの山肌から滝が流れていた。落門の滝というそうです。
なんだか、磨崖仏もいらっしゃるらしく、駅の向こう側にも惹かれてしまいます。

こんな豊後竹田。町を歩くのが楽しみです♪
もちろん、私の一番の目的は岡城址に行くことなんですが、
ここ豊後竹田は、見る所、歩きたい所が満載なので、ずっと来てみたかったのです。

さっそくテクテク歩きます。
駅前の竹田橋を渡って右に曲がり、少し行って左に曲がります。
なんだか不思議な町です。
右脇は高い所に建物がある。お寺かな?

テクテク行って、路地を曲がる。。

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 ▲ こんな路地。駅から近い。お店が並んでいます。

なんだか楽しい道です。
この道をまた曲がると、、急に階段がそびえたちます。
そしてその山肌には十六羅漢が。
朝の8時過ぎ、まだ人があまりいません。
そしてこの日は曇り空、そんな中に見える十六羅漢。
豊後竹田ってどんな町なんでしょう。

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 ▲ ここを上ると観音寺、愛染堂と続きます

階段を上らないで左に曲がっても、階段を上って左に曲がっても
なんだかワクワクする道を歩くことになるのです。

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 ▲ 階段を上って見下ろしてみました

私は階段を上って愛染堂を見て、円通閣を通って、また階段を下りていきます。
豊音寺の脇の白壁を通って出た道、そこには何があるのか。
なんと、瀧廉太郎トンネルがあるのです!

ここ豊後竹田は瀧廉太郎の町。
12歳から14歳までをここ竹田で過ごしたのだそうです。
近くには瀧廉太郎記念館もあります。
まぁそれはいいのですが、
トンネルとはどういうことか。
そのトンネルの中を通ると、あの有名な曲、「荒城の月」等のメロディが流れるのです。
何て恐ろしい・・・。

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 ▲ 民家の中に現れるトンネル。反対側は、ステキなお店とかあったり。

トンネルというだけで通るのが怖い私は、通るべきか迷います。
以前、温泉津温泉に行った時、城址や入り江を見るために、
雨の中、どんよりな中、人が誰もいない中、トンネルをくぐってその場所へ行った。
とても怖かった。

そう、晴れ晴れとしていて、人がたくさんいて、賑やかな時がいいのかもしれない・・・。
この時間はほとんど人が出ていなくて、観光客もいなくて、私一人でした。

なので、通るには通ったのですが、うまくセンサーを外し、
メロディが流れないように走り去りました。
・・・ただ通っただけになりますね。

人がいない中で、急に大きな音が鳴ったらビビります。
独り、関ヶ原をフラフラした時も、石田光成の陣跡で説明が流れ出した時、「うわぁ」と思った。
・・・そんな話です。


頑張ってトンネルを抜けてテクテク行くと、市立歴史資料館があります。
そこを右へ。歴史の道を歩きます。

626.JPG こんな道です

少し高台になるので、眺めもよい感じです。
この通り沿いにある、旧竹田荘に入ると、もっと眺めがよいそうです。

この先は殿町武家屋敷跡。
岡藩7万石の面影が残る城下町らしい通りです。

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 ▲ 着物を着ている人が通った。とっても合っていたなぁ。

殿町は家老や奉行など上級職の武士が住んでいた場所だそうです。
土塀がいい。
ステキな町並みに浸ってしまう。。

そう、こんな風に歩いているので、
豊後竹田駅に降り立ってから1時間以上経ちました。
あー、なかなか城に行きつかない。
ここにある岡城へは、駅からまっすぐ行けばまだ近いのですが(それでも駅から30分)、
こんな風に歩いているのでまだまだ着きません。

殿町武家屋敷跡を通り過ぎると、左に曲がっていよいよ城だ!なのですが、
また寄り道をして右へ曲がります。
そこにはキリシタン洞窟礼拝堂があります。

怖い・・・というのは違うのですが、
人目に触れないように岩をくりぬいて作ってあるここは、
とっても重々しい場所です。
人なんていないし。。。
なので、その洞窟は撮らず、振り返って家々を撮った。。

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 ▲ ここの雰囲気のせいか、不思議な感じがする。
   
右の薄緑の壁の黒赤い屋根の家が気になった。

さてさて、道を戻って岡城へと向かいます。

テクテク歩いて右へ曲がると
こんな道になります。

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 ▲ トンネルの多い土地だなぁ

右へ上ると広瀬神社。岡城へは左のトンネルをくぐって行きます。
ここは交通量の多い道路。
ここのトンネルはそんなに怖くない、普通のトンネルだ。

トンネルの先には左に教会や幼稚園、岡神社がありました。
そのまままっすぐ進んで行くと、またこうなります。

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 ▲ これは迷うことがないぞ!

左へ行けば、真っ暗なトンネルに吸い込まれます。
そっちへ行ってはだめです。
道に大きく「岡城」と書かれた方へと向かいます。
なだらかな山を登って行くのです。
それでももう一つ、トンネルはくぐらないといけないのですが、
目の前に城があると思えば、問題なくくぐれます♪

岡城址の券売の所に行くと、係のおばちゃんがお出迎えをしてくれます。
私は女一人ということもあってか、スタンプを押したいと言ったからか、
とても親切にしてくださいました。
女一人もけっこういるか。
私も旅先でよく一緒になります。一人でもいいってことだ。

そう、岡城址でもらえるのはこれです。
これを開くとステキな感じになっています!

001.jpg 巻物がもらえる・・・[ハートたち(複数ハート)]

心も弾んで、いざ岡城址へ。
売店から少し登って行くと、うわぁ!という石垣が見えてきます。

639.JPG
 ▲ おおー、すばらしい[ぴかぴか(新しい)]

うれしくなる瞬間です。
ここをトコトコ進むと、上へと登る階段が見えてきます。
そこを上って、中へ入って行きます。

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 ▲ 階段を上って、大手門跡

岡城は、1594年に中川氏の入部によって岡藩の城となりました。
今あるものは、中川氏築城のものだそうです。
岡城は、本丸、二の丸、三の丸、西の丸、廟所等の曲輪からなります。
東西にびょーんと伸びた形です。

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 ▲ 西の丸御殿へ行くところだったかなぁ

岡城址は、あっちこっち道がのびていて、地図を見ながら進む感じです。

あー、中川氏が入る前は志賀氏です!
1586年に島津氏が3万7000人もの大軍で攻めてきますが、
1000人撃退したことは有名です。
豊臣秀吉から感状が与えられたそうです。


646.JPG
 ▲ こっちに行ってみようかなぁ

あっちこっち行きながらも、本丸を目指して歩いていきます。
朱印状倉跡、家老屋敷跡等を通って三の丸へ。
すると、目の前にものすごい石垣が現れる。
ここは清水谷と呼ばれる所。
下をのぞくのも迫力があるけれど、そこにそびえ立つ石垣はもっと迫力がある。

650.JPG 「荒城の月」なんだなぁ

あー、これ見たかったんだ。
見ている時に、少しは日が差したけれど、曇り空。
今度は晴れの日に、それから新緑の時にも見てみたい。

本丸跡に登って、朝ごパンを食べる。とっても幸せだ。
岡城址の本丸からの眺めは、山々がステキな感じです。

本丸跡を下りて二の丸跡へ向かう。そこには瀧廉太郎がいます。

655.JPG 音楽の教科書で見た

瀧廉太郎は、少年時代に荒れ果てた岡城址で遊んでいたそうで、
1901年に「荒城の月」を作曲、発表しました。

本丸跡の奥は三楽亭跡、御廟跡等があります。
戻ってもまだまだ見る所がたくさんあります。

658.JPG
 ▲ そう、この石垣を見て回るのが贅沢な感じなのです

ここに来てしばらく経つと、ちらほらと人が増えてきました。
おじさん一人、おばさん2人組、若いカップル。
みんな楽しそうに回っていました。
入るのに300円ですが、いやいやお金がどうとかではありません[ぴかぴか(新しい)]

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 ▲ ここは家老屋敷跡と城代屋敷跡の間の道

もっと居たかったのですが、電車の時間もあるので戻ります。
町を見すぎて、予定していたよりも岡城址を見る時間が短くなってしまいました。。
ちょっと残念ですが、また違う季節の時に訪れてみたいです。

道を下って、元来た道を戻って、田町通りを進みます。
本町通りから古町通りをまっすぐ行って駅へ。

660.JPG 気になる高千穂

途中、荒城の月のお菓子をお土産に買って、駅へと向かいます。

豊後竹田の町はとても見ごたえがありました。
やっぱり城がある町っていいなーって思ってしまいました。

ホームに行くと、九州横断特急が止まっていました。

665.JPG
 ▲ いいなーー。豪華だなぁ。

私はこの向かい側の普通列車に乗るんですがね。
九州横断特急は内装がステキでした♪

いつの日か乗るために、今は乗らないのです。。。。

(つづく・・・次回で終わり☆)


タグ:豊後竹田
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コメント 13

うたに

豊後竹田には親戚の実家がありました。
小さい頃「いつか連れて行って!」とお願いしていたのですが、結局実現することは無く現在に至ります。

岡城址、素敵なところですね! ちょっと寂しげな感じがするのは、"荒城の月"というイメージで見てしまうからかなぁ。。
JR九州の特急って、どれもいい感じですよね~。九州横断特急も乗ってみたいです!
by うたに (2010-05-12 12:46) 

♪写楽♪

こんばんわ~(^^

♪写楽♪の拙いブログへコメントを戴きまして
ありがとうございま~す。
リハビリ散歩にはカメラが必需品となっていますので
一番の仲良しです(笑)

九州には高校3年の夏休みに【九州一周ひとり旅】と称し
周遊券/5万円で一回りしました。
テントを担いで張れる所にはそこで寝るし
駅の待合室でごろ寝をするしで
楽しい思い出になっています。

keroroさんの旅も心に残る旅になりましたね~

by ♪写楽♪ (2010-05-12 18:46) 

masa

すごい石垣ですね。
こんな高いところから町を眺めたら気持ちいいでしょうね。
九州は行った事がないのでどの記事も新鮮です。
by masa (2010-05-12 19:43) 

takechan

迫力ある石垣ですね。写真を見てるだけで、足が震えてきそうです。
by takechan (2010-05-12 22:45) 

つぼっち

「豊後」って、なんだか惹かれる響きです。
トンネルが多く、立体的な街並みがたまりません。
by つぼっち (2010-05-12 23:41) 

サットン

竹田というと荒城の月ですよね。確か駅でも流れていたと思いますが、今はどうなんでしょう。
岡城址の石垣、見事ですね!マチュピチュの遺跡みたい←行ったことありませんが。
九州横断特急、確かJR四国のお古ですが、JR九州の手に掛かると乗ってみたくなるから不思議ですね。
by サットン (2010-05-13 10:47) 

ノリパ

岡城に直行しているので、城下町の様子はほとんど知らなかったです。
イイ感じですね。お城の石垣もいいですよね。それがし大好きなお城の
一つです。
by ノリパ (2010-05-15 17:30) 

RADA

九州横断特急、なんだか名前がカッコいいな~
大陸横断に響きが近いのがイイ感じなのか?

岡城址、サミシイ感じが惹かれます。
だーれもいない秋の朝にでも行って写真撮ってみたい^^
by RADA (2010-05-15 17:44) 

keroro

★うたにさん
 九州に親せきがいるなんて、夢のようだ。
 そんなことを考えたことがなかった。。
 寂しい所がまたいい。是非是非行ってみてください♪

★ ♪写楽♪さん
 こちらの方こそ、ありがとうございます。
 そんな思い出があるのですが。いいなーー。
 高校の時、何やっていたのかなぁ。。。
 散歩にカメラですね♪ステキですね♪

★masaさん
 高い所からの眺めはワクワクしますね。
 九州、私もまだまだ初心者だ。
 また行ってみたいですね。

★ takechan さん
 高い所、苦手ですか?
 ここ、結構怖いです。でもいい眺めです♪

★つぼっちさん
 そうですね、私はトンネルが苦手ですが、でもこの土地好きです。
 そう、立体的。
 いい響きですねーーー。

★サットンさん
 そうだったのか、お古だったのか。
 ステキな電車でした。
 私もマチュピチュ行ったことないけれど、そう思ってみます(笑)

★ノリバさん
 直行、ちょっと憧れます。
 いい町でしょ?

★RADAさん
 そう、私も九州横断特急の響きに惹かれます。
 なんですかねー。自分の生活に全くないもの、
 夢の世界って感じですかねーー。
 
by keroro (2010-05-15 22:36) 

da-kura

JR九州の車両はビビッドな赤を大胆に配色したものが多いですよね。コーポレートカラーとは言え、ハイセンスです。
by da-kura (2010-05-16 19:20) 

PENGUING

こんにちは、nice&コメントありがとうございました
by PENGUING (2010-05-17 12:51) 

mitsu

とんねる多いねぇー^^
赤い彗星いや電車!かっこいいですね~
by mitsu (2010-05-21 15:17) 

keroro

★da-kuraさん
 はい、九州の電車は凄いと思います。
 色遣いがステキ。とっても惹かれますーーー。

★PENGUINGさん
 コメントありがとうございます♪

★mitsuさん
 トンネル多いんです。すごい多い。。
 また九州に行きたいです♪
by keroro (2010-05-21 23:31) 

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