忘れないでーー島根旅行記<4> [旅:京都より左]
▲ 温泉津(ゆのつ)温泉にやってきましたーー
まだまだ8月27日の旅の続き。。
島根の旅1日目、出雲大社の次に訪れたのは温泉津温泉です。
温泉津駅です 駅前すぐに現れます
ちょっと雨が降ってきた中、温泉津温泉にやってきました。
駅の前の道を左に曲がります。
温泉街に行くには、この道を真っ直ぐ行って右に曲がって道沿いに進みます。
これにやられました!
ここを右に曲がるのですよ。
これを見て考えた。
島根は広島カープ圏内なのか。。。
広島県の上にあるからこれなのかなぁ。本当にカープFANが多いのかなぁ。
とっても知りたくなりました。
▲ この看板を右に曲がると、すぐに海になります。
ここは温泉津港です。
温泉街の入り口は駅から5分位歩いた所にあります。
温泉津港の向かい側にある。
温泉街っぽい所へは入り口から入って、またしばらく歩きます。
時間はまだ4時位。雨のため暗いけれどね。
すぐに温泉街には行かず、そこを越えてどんどん歩きます。
この場所の案内地図は、日本橋三越の前の島根館でもらった微妙な地図だけ。
はっきり言えばアバウトな地図。
これを頼りに進んでいるのです。
どこへ向かうかというと、沖泊です。
そこは国史跡となっています。
何ゆえ国史跡かというと、沖泊は石見銀山の銀の積出港としての遺構が残る場所なのです。
そこに行きたい!って来たのですが、
雨が降って、空はどんより。
そして海があって家々もあまりなくて、空が広い。
それって、さらに暗く怖ーーくする要素がたっぷりあります。
こんな道を行くのですよ
温泉街が近いからといって、人がたくさんいるわけではありません。
って、人がいません。
温泉街を過ぎた海沿いのこの道には、人が一人もいません。。。
一応、沖泊までは、徒歩15分ほどで着くそうなのですが、
こんな道を通るのは、15分でもドキドキです。
これはただの山ではない
道を行くと目の前に小山が見えてきます。
これは鵜の丸城跡なのです。
毛利元就が石見銀山と温泉津をつかみ、
銀の積み出しのために沖泊を毛利水軍の拠点としたのです。
鵜の丸城から船の監視と警護をしたのだそうです。
▲ 地形が入り組んでいるので、急に船が止まっている場所が現れたりします。
この道をまだまだ奥に進むのです。。。
鵜の丸城跡を見ながら道沿いに右に折れると、船がたくさん止まっています。
・・・しかし、人はおりません。
さらに進むと難所が待ち構えていました。
沖泊まの説明板が立っている
そこにはトンネルが
ここを通れっていうのですかーーー!
やっぱり怖いから写真を小さくする
普通に考えて無理でしょう?
一人で通れないでしょう?
米子駅でもらった石見銀山の案内パンフレットに載っていたウォーキング地図では、
このトンネルの場所のことを
「暗くて狭い手掘りのようなトンネル」って書いてあるよ。
こんなこと書かないでほしい。
今回の回は怖ーーい旅行記になってきたじゃないですかーー。
でもね、
好奇心がまさって行っちゃったのです。
このトンネルはよく整備されていて、
たくさん蛍光灯がついているし、出口の明かりが見えていたので、なんとか通れたのです。
数年前に行った福知山線の武田尾駅。
そこは廃線跡があって、桜がきれいなので訪れたのですが、
廃線上にあるトンネルが暗くてねーー、先が見えなくてねーー、怖かった。
それに比べれば、まだ大丈夫。
でも、こっちの雰囲気のほうが怖いんですけれどねー。
トンネルを越えると、そこが沖泊でした。
▲ ここから石見銀山の銀を運んだんですねー
下の微妙な写真、くぼんでいる所が沖泊。
その右が鵜の丸城跡で、左が櫛島城跡なのです。どこに行っても城跡はあるんだーー。
雨ザーザーの中の案内板 奥の小山が櫛島城跡です
上の右の写真の手前に、鼻ぐり岩があるそうです。
鼻ぐり岩とは、海運全盛期に数多く来航する船をつなぐために、
岩をうがって穴を開けたり、杭状にしたものです。その名残がここにはたくさんあるのです。
しかし、それを見るにはちょっと行かないといけないみたい。
なんとなくは見えたけれど、なんとなくだ。
なんとなくの写真・・・
確実に見たかったけれど、ちょっとこの天気ではね・・・。
ここはただの港ではなく、小さな集落もある。
▲ 家が並んでいるんですがねーーー、人がいないんですよ。
って書くとますます怖いですが、人が一人も歩いていないだけです。
この道を進んでみたら、家からTVの音が聞こえていたから人はいるんです。
この先は行き止まりのような感じがしたのですが、まだ道があって、
そこからは櫛島へも行けます。
車で行くには、さっきのトンネルの前の道をずっと行けば行けるのです。
米子駅でもらったウォーキングマップを見ると、
昔、銀を運ぶために歩いた道は、ここの道。この先からここへと続く道。
あっちからここへとやってくる道は、そのウォーキングマップの説明ではこう書いてあります。
「急な下りの山道へと入り、上の井戸まで藪の中を歩きます。
銀山から銀を運んだ道中の最後の難所です」
なるほど、行き止まりだと思っていたら、藪の中に道があったんですね。
こんな日に行こうとは思いませんが・・・。
怖い怖いと言っていますが、
そこには心に残る風景がたくさんありました。
▲来てよかったって思った風景なのです
雨がちょっと強くなってきたので戻ります。
またあのトンネルを通らないと行けないんだけれど、早足で。。。
通り終わると結構名残惜しくて振り返っちゃったり。
知らない道で、暗くて、人っ子一人いなかったからビビリながら来たんだけれど、
帰りはあっさりと温泉津温泉の入り口まで帰ってこれました
温泉津温泉に行くのをもったいぶって、ちょっと脇道に行ったりね。
脇道は、お寺へと続いていたりします。
脇道って、いい
時刻は夕方5時。
雨だから暗いのもあるんだけれど、もう少ししたらもっと日が暮れてくる。
もうそろそろ温泉に入ろうかなぁ。
そう思って、やっと温泉街への道へ行くことにしたのです。
あー、ちょっと怖くて、でも行ってよかった♪ことを書きたかったんだけれど、
膨大になってしまった。。。
だから、のんびりした温泉津温泉の話は次回だ・・・。
(つづく)
温泉津温泉、いい味出てますねえ!
これぞ山陰、日本の故郷という感じじゃないですか。
あのトンネル、よく通れましたね。いつもは城山すら躊躇してるのに。
よほど惹かれるものがあったんですね。
温泉津駅、JRよりJAのマークが目立ってますな。
by サットン (2008-09-30 08:40)
ホントに人居ませんね・・・誰もいない知らない道を歩いていくのは不安です。「本当にこの道でいいのだろうか?」って思ってしまう。。
ウチの場合、トンネルは好きなので(車が来るとちょっと危ないけれど)、「おおっ!こんなところに古いトンネルが!!」なんて、喜んでしまいそう(^^;)
とても静かな入り江ですね。降りしきる雨が、いい味付けになっています!
by うたに (2008-09-30 12:15)
畳屋とカープの関係が気になります。
温泉津がおもしろい街だということがよく分かりました。
いつか訪れてみたいです。
by つぼっち (2008-09-30 12:36)
温泉津温泉、変わった名前ですね。
でも、これぞ本当の温泉のような感じで
いいですね~。
by masa (2008-09-30 17:34)
温泉津って変わった名前ですよね~
「新温泉町」も不思議な名前だなーと思いましたが。。。
冬に島根なんて行ったら、それはそれは寂しい&怖いのかも・・・
行ってみたいわ~^^
by RADA (2008-10-03 00:36)
★サットンさん
温泉津温泉、いい感じの温泉街でした~。
そう、駅の写真を後から見たら、
JAって書いてあるから間違って撮ったのかと思った。
★うたにさん
そうなのかーー。みんながみんな、トンネル怖いわけではないんだ。
勝手にみんな怖いだろうなぁって思っていましたーー。
入り江は静かでステキな空気でした♪
★つぼっちさん
やはりそう思いましたか。
これから向かう沖泊のことを忘れてしまいそうになりました。
ここでこんな看板に出会えるとは思ってなかったから、うれしかった。
★masaさん
にぎやかではないのですが、さびしくもない。
あったかい感じがしました。
本当にいい温泉でした♪
★RADAさん
「新温泉町」、気になります。。。
ちょっと神聖な場所って感じがする。寂しい感じもするけれど
やっぱりまだまだ島根に行きたいなぁって思いました。
by keroro (2008-10-03 00:53)