SSブログ

樽見鉄道に乗って・・・(下) [旅:京都より右]

2008.4.10.樽見鉄道の 008.jpg
 ▲ いつも通りの旅に見えますが、今回は違う!


(4月10日の旅のつづきです)
樽見鉄道に乗って・・・、その後はどこに行きましょうか。
考えていた一つは、清洲城に行くことです。行ったことがない。
それに、あの辺に憧れているのですよー。何故か。
五条川に行ってみたい。
それから木曽川とか長良川とか~。この3つに会いたいです。
まぁとにかく清洲城なのですが、
何となくこの次行こうかなぁという思いが働く。

私が考えていたもう一城。
大垣の駅を出て、バス乗り場に行ってみます。
係のおじさんに、
「大垣城じゃないお城に行きたいんですが・・・」って聞いてみた。
・・・城の名前をど忘れした・・・。
おじさんも「なんだそりゃ?」ってなります。
「大垣城に行かないのか!」って、ちょっと語尾を強めていたり・・・。
おじさん考えてくれて、「一夜城か!」って聞いたので、
「うーーん、そうじゃないような。墨、なんとかです」って答えたら、
「あー、墨俣城ね」って解決。
墨俣城は一夜城とも呼ばれているのでした。いや、墨俣一夜城だ[サーチ(調べる)]
大垣の駅からバスで25分いったところにあるそうです。
丁度バスが来たのでラッキー。乗り込みます。片道360円です。
200804101121000.jpg 墨俣で下車。ここを潜っていく
バス降りて、どうやって行ったらいいか分からなかったけれど、
岐阜バスの待合所に地図があったので、それを見て覚えて出発。
アーチを潜って進むと小学校があるので、そこを右に曲がります。
すると、寺町という所にぶつかるのです。

2008.4.10.樽見鉄道の 001.jpg   2008.4.10.樽見鉄道の 002.jpg
      古いお寺が6つかな?                しっとりとした場所なのです

墨俣は、鎌倉街道や美濃路の交通の要所だった所だそうです。
寺町界隈があったり、宿場町であったり、お城があったりと、
とてもワクワクする場所だったのです。

ここを抜けると川にぶつかります。
それは、なんと、長良川だったのでしたーー!わーい[るんるん]
2008.4.10.樽見鉄道の 003.jpg
 ▲ ここの道を進んでいきます。桜はもう散ってしまいましたねーー。

正確に言えば、ここの向こう側は犀川です。その向こう側が長良川。
この川沿いは桜の木がたくさん。先週が見ごろだったのかな?

さらにテクテク進んでいくと、
2008.4.10.樽見鉄道の 004.jpg 墨俣本陣跡がありました

ここからもう少し歩くと、墨俣城が見えてきます。

2008.4.10.樽見鉄道の 007.jpg
 ▲ えー、こんな感じでお城が建っております

墨俣一夜城は、大垣市墨俣歴史資料館となっています。
太閤出世橋を渡った正面に、木下藤吉郎がおります。後の豊臣秀吉です。
ここは秀吉の出世の出発点となった所なのだそうです。


2008.4.10.樽見鉄道の 006.jpg お城の正面の桜はピンクの満開でしたー
それでは中に入ります。入場料は200円です。
中は資料館なのですが、5階まであって、秀吉のことだけではなく、
墨俣のこと、郷土の著名人のもの等も展示してあります。
中でもおおーって思ったのが、
2階にあった、どうやって一夜城が出来たか、稲葉山城を攻めたかの説明のものです。
音声と映像で分かりやすかったなー。

2008.4.10.樽見鉄道の 012.jpg
 ▲ 5階展望台からの眺め。右側は長良川です。
   長良川の奥に金華山が見えるはずなんだが・・・。今日は見えないのか。残念!


じっくり見て、またバスに乗って大垣へ戻ります。
まだ行ける!
この後は、いつもとちょっと趣向を変えてみて(いや、特に変えてはいないなぁ)、
興味深い所、ちょっと降り立ってみたかった場所、関ヶ原へ行ってみることにしました。

 14:00前  関ヶ原
誰もが小学校の時に習う、関ヶ原の戦い。
あーそんなことがあったんだよなーって降り立ってみたかったのです。
行くにあたっての前調べでは、駅の近くに歴史民族資料館があるとのことだったので、そこを目指します。
駅前に観光協会らしきものがあったので寄って、地図等をもらうことにしました。
そこのおじさんがとてもいい人で、あー関が原のことが大好きなんだろうなぁという人で、
色んな資料をくださいました。そして、
「関ヶ原をきちんと回ったら2日間かかる。今日は天気が悪いから、
 この次来る時は電話して予約するように!観光ボランティアで一緒に回って説明してあげるから。」

と言われました。
本気で来いということですね・・・・[位置情報]

2008.4.10.樽見鉄道の 039.jpg  2008.4.10.樽見鉄道の 014.jpg
         関ヶ原駅の桜                     関ヶ原歴史民族資料館

310円払って中に入ります。
丁度おじいさんたち数人が外に出たので、私一人だけの見学です。
正面の部屋に入ると、すごい形相の家康と三成の絵がかざってあります。怖いです。
ここの一番は、関ヶ原の戦いをドキュメンタリ風に解説してくれるジオラマです。
その前の椅子に一人座って見入ります。
みんな、関ヶ原の戦いについてどこまで知っているのでしょう。
私は学校で習ったくらいしか知らなかった。
あー後、ここ最近城を回り始めて知ったこともあるかな?
それにしてもそんなに詳しくはなかった。
このジオラマはそんな私にも分かりやすく臨場感たっぷりに教えてくれます。

浸った後は2階へ。その途中には武将の旗が興味深く飾ってあります。
旗のセンスで「この武将、いいね」ってなったりね。
例えば井伊家は赤い旗に「井」なんですが、惹かれましたねー。
それから、西軍の小早川のは鎌がシャキーンて交差しているのですが、
「う~ん、合ってる~」って思ったり。
下の旗は石田三成の。

2008.4.10.樽見鉄道の 015.jpg  このぼあんぼあんが気に入った[ぴかぴか(新しい)]

どのくらいの武将名を知っているか。
東軍:徳川家康、黒田長政、福島正則、井伊直政、細川忠興、藤堂高虎、本多忠勝・・・
西軍:石田三成、宇喜多秀家、島津義弘、大谷吉継、吉川広家、小早川秀秋・・・
200804162245000.jpg 家紋のスタンプが15個置いてありました

1階の売店にお土産が売っていて、
そこに売っていた戦国Tシャツにすごく惹かれた[揺れるハート]
例えば、井伊家のなら、
赤いTシャツの表の左胸にいい感じに家紋が、裏の襟首に大きくなく「関ヶ原」と書いてある。
だから浅草Tシャツみたいに、前にデカく浅草って縦に書いてあるデザインではないの。
1500円っていう値段は別にいいんだけれど、
これを買って着ている私を想像して、・・・ちょっとダメかなぁって思って、
買うのは我慢しました。。。
もう一回来て、やっぱり欲しかったら買います。

天気が悪いながらも雨は止んだみたい。
関ヶ原を本気で回ったら2日間かかると言われたとおり、
広い範囲で見るところがあるのです。
松尾山へ行けば、西軍を裏切った小早川秀秋陣跡が見れるし、不破関資料館等もあります。
駅の周りで行けそうな所を回ってみることにしました。

資料館から程近いところには、田中吉政陣跡と徳川家康最後陣跡がありました。
2008.4.10.樽見鉄道の 016.jpg この家紋は・・・・。

こんな感じでそれぞれの陣があって見て回ることができるのです。
ここから上のほうへ10分くらい歩いていくと決戦地が。
2008.4.10.樽見鉄道の 019.jpg
 ▲ あーー、石田三成の旗、破れているよー

まだ行けるか。
ここからさらに上に進むと、笹尾山があります。石田三成陣跡です。
2008.4.10.樽見鉄道の 021.jpg
 ▲ ちょっと山になっている。桜がきれいでしたーー。

2008.4.10.樽見鉄道の 020.jpg
 ▲ そうそう、笹尾山のふもとにはこれもあった

山といってもそんなに高いわけじゃなくて、少し登るくらい。
山の上はこんな感じです。
2008.4.10.樽見鉄道の 025.jpg のんびりできそうな所です

この写真の右に何かあるでしょう?
あそこに上ってみるとこんな感じ。
2008.4.10.樽見鉄道の 022.jpg
 ▲ とても見晴らしがいい。関ヶ原を一望できます。

ここにも陣形図があって、どこにどの武将が陣取ったか分かるようになっています。
あっ、ボタンがある・・・。押してみましょう。
すると、超デカイ音でほら貝が!
そこから歴史資料館のジオラマで聞いた説明のようなものが流れてきます。
急にほら貝が鳴ったらビビリますよ!
山に一人ですよ!心臓がドキドキになりました。なんて怖いパネルなんだ・・・。

ドキドキしながら山を降りて戻ります。
結構駅から離れたかも。
帰りには駅の近くの井伊直政陣跡を見て終わり。
いい散歩コースだった。
まだ見たいところがたくさんあったので、また来ることにしましょう。


関ヶ原 → 大垣 → 豊橋 → 浜松 → 静岡・・・
こんな感じで東京まで帰ります。
今日は平日か。途中から学生やサラリーマンでいっぱいになりました。
浜松からの電車は沼津まで行ったんだけれど、静岡で乗り換えます。
それはね、
19時29分静岡始発の電車に乗りたかったから。
これはムーンライトながらの車両なので、ステキな電車なのです。
旅って感じ。
サラリーマンも乗っちゃう電車。仕事帰りにこの電車、いいなぁ。
いやぁ満足です[黒ハート]

こんな旅でした。


今回の旅は樽見鉄道に乗ることと淡墨桜を見ることが目的だったんだけれど、
サブもサブじゃない、満足度の高いものになりました。

この次このあたりに来る時は、清洲城と名鉄沿いにあるお城を回る。
そして、川を満喫する!
そうします。

(おわり)


タグ:
nice!(5)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 5

コメント 8

うたに

花があると、城が映えますね~!
関ヶ原の戦いというと、西暦1600年・徳川家康vs石田三成・・・位しか知らなくて、もっぱら歴史のテスト用に覚えただけという感じ。だから、実際に古戦場を見ると、「お~!ここがそうなのかぁ~!!」って、紙の上で覚えるだけとは全然違っていて、それがまた面白い。。
しかし、関ヶ原は広いんですね。熱く語っていたおじさんに連れ回されると、大変なことになりそうな予感(^^;)
by うたに (2008-04-17 12:32) 

masa

一夜城へ行く途中にあんな素敵なところがあるんですね。
全然知りませんでした。今度行って見ます。
しかし、東京までムーンライトながらで行くとは
かなりお疲れなのでは?
by masa (2008-04-17 17:54) 

mo

 昔よく近くを通ったんですが・・・・こんなにいい場所だったとは気づきませんでした。
by mo (2008-04-17 21:54) 

ж鳳爪

いいですね、関が原!
父方の親族は滋賀~岐阜の辺りにいたんですが、今はほとんどご縁が
なくなっちゃいました。ルーツの半分がそっちにあるということですが。。。
案内所の情熱的な観光ボランティアさんとか、陣形案内のほら貝とか、
すっごく興味深かったです^^
by ж鳳爪 (2008-04-17 23:08) 

keroro

★おー、みんな関ヶ原に興味を持つようになるかもしれない!
 わたしは、名古屋とか岐阜とかに興味があって、
 まだまだ行きたいので、探索あるのみだ。
 電車に乗る時間が長いと疲れますよねー。
 私は車窓に釘付けだったり、本を読んだりしていますが
 みなさんはどうしているのですか?
by keroro (2008-04-17 23:40) 

まこ

犬山城は行った事あるん?小牧山城は?
名鉄小牧線で行けるよ!
ちょっと遠いけど郡上八幡城もあるよ。これは再建なのに木造なのよ。
大垣城の国宝だった焼失前の模擬だってさ。
それにしても名古屋城は惜しかったね現存していれば
世界遺産太鼓判。
by まこ (2008-04-19 03:57) 

yosshi

関が原は素通りばかりだったんですが、
結構いろいろあって面白そうなんですね。

by yosshi (2008-04-19 16:26) 

keroro

★小牧山城、名古屋城、まだ行ったことがない。。。
 名鉄満喫すればいいことなのだ。
 そろそろ名鉄の旅、してみたいなーー。

 関ヶ原、色々ありました。
 思っていたよりもあったから驚いた。うれしかった♪
by keroro (2008-04-20 02:21) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。