徳島→高知、キラキラの旅(3) [旅:京都より左]
▲ 阿佐海岸鉄道に乗ったんです
7月15日(木) 続き。
今まさに、阿佐海岸鉄道に乗ったところです♪
プレートに「天の川」って書いてあったので何かなーって思いながら乗りこむと、
何やら派手な内装で。
でも、太陽が明るくてあまり目立たない。
では出発!と動き出すと、海部→宍喰→甲浦の間はトンネルだらけだっていうことが分かりました。
それで、トンネルに入ると車内はこうなった。
ほら、天の川が流れているーー
おおー、これは楽しいイベント列車だと、トンネルに入るたびに天井を眺めます。
乗客はチラホラでしたが、
地元の高校生がこれについて楽しそうに話していました。インタビューされたんだって。
この天の川列車と風鈴列車が、8月31日まで交互に走るのだそうです。
土・日・祝の11時から6時台の列車で、希望者はオリジナル風鈴がもらえるとか。
色々考えているんだなーと思いました。
ちょっとHPを見て、冬にあった「なごみ列車」が気に入りました。
いつもよりも速度をゆっくり走って、家にいるかのようなくつろぎの列車。
セルフでコーヒーも飲めて、ビュースポットも抑えて、
こりゃぁいいなぁと思いました。
さて、天の川列車はあっという間に甲浦駅に到着です。
こんな駅舎。鳥がいっぱい。
駅舎か。
ホームは高架なので、階段を下りてきた脇にこれがあるのですが。
この線沿いはこんな感じの駅なのか。
ここで線路がちょん切れているんです。
▲ ほら!こんな唐突な切れでいいのか。。。
ここから先は電車は通ってないので、バスを待つことにします。
バスに乗って目指すは室戸岬です!
20分ばかり待ちますが、特に何もすることもないのでフラフラ歩きまわる。
少し行けば白浜海岸があるのですが、暑い中おとなしく待っていました。
駅の売店は14時で閉まり、店員さんは帰って行きます。
その他に5、6人人がいたのですが、
みんなバスを待っているのではなかったみたいです。
いつの間にかいなくなっていた!
だから、室戸岬へ行くバスが来た時には私一人で、
室戸岬に着くまでずっと一人だったのです・・・。このバス人気ないのかなぁ。
バスは水色でかわいかったです。
そのバスが白浜海岸の脇を通って、ずーーっと海沿いを走ります。
▲ 外の景色はずっとこんな感じです
白浜海岸は砂浜だったのですが、その後はほとんどごつごつした感じです。
この辺はこんな海なんだと初体験です。
本当にこの道、国道55号はすごい。いやぁ、すごい。
バスに50分くらい揺られたのですが、あっという間でした。
室戸岬といっても、バスを降りるポイントはたくさんあるのですが、
私は「室戸岬」で降りました。
そこは室戸岬の先端あたり、中岡慎太郎像がお出迎えしてくれます。
ははは、かなりデカイです
この脇に観光協会があって、岬を眺める小さな展望台があります。
慎太郎の裏にも展望台があります。
しかし、室戸岬に来たんだから、絶対室戸岬灯台に行かなくては!
灯台への道は何となくしかわかりません。
地図上では、怪しいうねうね道が書かれています。
とりあえず道をちょっと戻って入り口を探します。
▲ 国道55号を戻る。右の岩の向こうが海。左は山だ。
ここをしばらく歩いていくと、室戸岬灯台への看板が現れます。
そこをちょこっと登ると小さな広場のようになっているのですが、
登って行く道が分かりません。
危うく左へ行ったりしたら、石碑が立っている洞窟で・・・。
葉が茂っている、右に行った分かりづらい道だったのですが。
灯台への道はお遍路さんの道でした。
途中まで第24番最御崎寺への道と一緒です。
その道が、その道がすごくて。。。お遍路さんはこんな道通っているんだと色々考えてしまった。
▲ これが入り口。分かりづらかったよ。
ここから結構登ります。20分が登るかな。
なんだか城山に来ている気分だった。
そんな道。
この7月。本当に雨が多かった。この日も雨の予定だった。
なので、道はジメジメしていて滑りやすい。登りづらい。
そう、確かに地図の絵はうねうねの道だった。
でも、ここまで大変だとは想像してなかったので、暑いし辛いしで苦しんだ。
そしてここに出る。
▲ 第24番 最御崎寺です
急にとって立派な門に出会ってビックリしました。
本当はじっくり見たい気持ちがあったのですが、
お遍路さんで来てないのにそんな事をしたら、お遍路さんに失礼な感じがして。。
ちょっとだけ見て先へと急いだのです。
ここを過ぎて左へ曲がると下り道。
その先に室戸岬灯台がありました。
▲ おおー、苦労して登ったかいがありました♪
レンズの大きさが直径2メートル60センチで、日本最大級なんだそうです。
明治32年に初点灯。
なんか、ここから海を見ているのが嬉しくなります。
空がちょっとどんよりしている感じですが、とても暑かった本当に。
しばらく眺めを堪能して、元来た道を帰ります。
あの道を降りて行ったのですが、
慎重に歩いていても、2回滑って転びました。尻もちをついた。。
きのこで滑ったんだ!
まぁ、気軽にビルケンのサンダルで来たのがいけないのですが(城に行く時はスニーカー!)、
頑張って下まで降りるしかありません。
こんな道なら、お遍路さんの草履も滑るだろうなぁ、大変だなぁと思いました。
しかし、国道55号までたどり着いて、第24番へ向かうお遍路さんに会ったら、スニーカーでした。。。。
蚊にもいっぱい刺されるから、長袖じゃないとダメなんだ。。。
一応、灯台を見るという目的は達成したので、海岸線をフラフラすることにしました。
海岸へ向かって行って振り返った。
写真の山の下にある木の建物が、観光協会の脇の展望台。
私が頑張って登って出会った灯台は、
山の頂上のちょっと左にある。
ずいぶん登ったでしょう?
室戸岬の海岸は、ゴツゴツな感じなのです。
室戸岬一帯は過去の巨大地震などで隆起を繰り返し、ゴツゴツな感じに。
本当にすごい岩肌が、驚くくらい飛び出ているのです。
こりゃぁ、地球はすごいなぁって素直に思ってしまいます。
海脇の遊歩道を歩きながら、色んな形の岩を見ます。
あとは石を拾ったり。海に行くと拾ってしまう。。
▲ 四国の右端の海を満喫しています♪
もうすこしゆっくり見てもよかったのですが、
今日、もう一つ行きたい場所があったので、先を急ぎました。
バスに乗って国道55号をひたすら走ります。
国道55号って高知まで続いているんだ。なんだか不思議だなぁ。いいとこだらけの道だ。
バスに揺られて40分。
降りた所は国道55号の途中ですから、向かって左は海、
そして右はこんな所。
▲ この道に吸い込まれていきます
なんだか夢の世界に入って行くよな、そんな道が急に現れた感じです。
ここ、吉良川の町並み。
室戸市の西部にあります。
吉良川の町並みは、土佐備長炭の主要な生産地として繁栄した町。
1997年に「重要伝統的建造物群保存地区」の選定を受けました。
そんな町、吉良川。
路地をどんどん進みたくなる、そんな古民家が並ぶ所なのです。
この石垣、いしぐろ
いしぐろは、雨風から家を守るために、河原石や浜石でつくられた外壁です。
吉良川の町並みは1キロくらいあるのですが、
場所によって色んな外壁があるのです。
歩くのがとても楽しいです♪
そしてもう一つ。
▲ いい道でしょう?吉良川の町並みから、国道55号、そして海へと向かう道です
この家の外壁についている瓦、水切り瓦といいます。
高知は台風も多く、暴風多雨地域のため、直接の雨掛かりを避けて、
壁面を保護する役目があるのです。
機能的にも、デザイン的にもステキな建物です。
こんな感じで吉良の町並みを回っていたら、時間を忘れてしまって・・・・・
バスに乗り遅れてしまいました。。
そんなわけで、次のバスが来るまでの1時間、
まだまだ町を回るのです。
ここは町並みの保存とともに、カフェがあったり、スーパーがあったりと楽しいので、
飽きることなく過ごせそうです。
(町を回る続きから。。。)
天の川列車、なんだかホストクラブのような 笑
でも乗ってみてこれだったら面白いですね~
旅のみやげ話にもなるし!
地域によって街並みも変わるから面白いですよね~
北陸の黒い屋根とかー。
旅してるなっ!て気分になります。
ところでビルケンは滑るよ~医療用サンダルだもの。
by RADA (2010-08-30 23:59)
きた!室戸岬灯台だ!
四国のもう一つの先っぽにある足摺岬灯台は、足場も良くて蜂が出る意外は安全だったけど、ここは結構大変そうですね。
一度は行きたい灯台の一つなんです。うらやましいなぁ〜!
by うたに (2010-08-31 10:12)
室戸岬灯台、近くで写されて迫力の写真ですね。
私もこういうダイナミックな写真が撮りたいので
参考にさせてもらいます。
by masa (2010-08-31 17:22)
いい列車ですね。そんなので通学してるのはいい思い出になりますね。
それがし、室戸岬は行ってないんですよね。昔四国一周したつもりなん
ですが・・・行ってない。行かなきゃ。
吉良川の町並みもいいっス。いつか行ってみます。
by ノリパ (2010-08-31 23:11)
吉良川の町が良いですね~。行ってみたいれど国内旅行は時間もお金もかかるのでついつい身近な海外(??)へ、となってしまう私です。
せめてこういう素敵なブログでバーチャルな旅を・・・
by Cedar (2010-09-01 00:20)
★RADAさん
そうそう、ホストクラブの様な電車。
でも乗っているのは、おじいちゃんか学生です。。
ビルケンはそんなサンダルなんですね。
履きやすくてかわいいから履いていた。
★うたにさん
こちらも、お寺の所でハチが出ました!
どうしていいものやら、怖いです。。。
夏場は気をつけないとですね。秋もかな?
★masaさん
室戸岬灯台はとてもきれいでした。
ただ、一人ポツンと行くと、これは夢なのかなんなのかと・・・。
誰かと行って、ワーイってするのもいいなぁと思いました。
★ノリバさん
四国一周、やっぱりするものですよねーー。
私もいつかはしたいのです。
まだ左の方には行ってないのです。来年あたり・・・。
by keroro (2010-09-01 00:20)
灯台は撮影に良いけど場所が遠いですいよね。
by tasuchan (2010-09-01 12:22)
こんなに風光明媚な場所も人がいないんですね・・・。みんなクルマで簡単に行ける所しか注目しなくなったのかな。もったいないな!
阿佐海岸鉄道とバスをセットで楽しみたいです。
by サットン (2010-09-01 18:18)
最後の怒涛の街並みにはやられました。
思わず、ぐるぐる回ってしまいそうです。
by つぼっち (2010-09-02 10:39)